入学式、始業式、終業式、卒業式。
日本では始まりと終わりの区切りをしっかりとつけますね。いつもとは違った厳かな雰囲気で、子供ながらに好きでした。こういった区切りの式は、日本にいると当たり前でしたが、アメリカでは入学式も始業式も終業式もありません。
卒業式は、高校、大学は盛大に行いますが、幼稚園の卒園式、小学校の卒業式って、ないみたいです。
さて、今日も、振り返りながらの日記です。
元日、お昼ごはんに、お餅を食べました。
昨年買ったお餅が、4つだけ残っていたので、一人一つずつ。
太郎も、今年初めてお餅を食べました。
ただ、生まれた時から早食いの太郎は、普段の食事でもしょっちゅうのどに詰まらせるので、お餅は特に心配で、本当にそれはそれは細かく切って、お皿にも少しずつだけ入れて、食べたらまた入れる、という具合に見守りながら食べさせました。
太郎と春子の食べっぷりをみると、お餅大好きみたいで、日本人の私としてはとても嬉しいです。もちろん、サブローさんも大好き。
この写真のお餅は、四角い切り餅ですが、実は四角いお餅って、大人になってから初めて見ました。
私の郷里では、お餅はいつも丸い形です。
お正月用のお餅は、年末にいつも、祖母の実家に親戚一同が集まって、かまどでもち米を蒸すところから始めて、杵と臼で餅つきをするのが、毎年の行事。(現在も続いています)
主に大人の男性陣が、交代しながら重い杵で餅をつき、女性陣が「合いの手」?役。つきあがったら子供も大人も全員で、熱々のお餅を丸めたり、餡を入れたりして、「もろぶた」と呼ばれる長方形の浅い木箱にどんどんお餅を並べていきます。
その様子は、子供時代から「正月前の風景」そのものでした。
丸めただけの白い丸餅。
中に手作り餡を入れた、ちょっと餡の色が透けて見える餡餅。
豆を入れた大きな楕円形のグレーの豆餅。(切って食べます)
摘んだヨモギを入れた、うす緑色のヨモギ餅。
どれもこれも懐かしい味。。。
ああ、やっぱりいつか、年末年始に帰省したい、と思わずにはいられませんね。
1月8日ですが、お正月気分が、またまた戻って来ました。
年末の帰省でなくても、杵と臼でお餅つき、、、できないかな?
一度でいいから、あの祖母の実家で、活気のある餅つきを、春子と太郎にも見せてやりたい。
かまどにくべた薪のにおい、蒸し上がったもち米のにおい、白く上がる湯気の中、あの昔ながらの台所で、みんなでワイワイいいながら、お餅を丸められたら…うれしいなー。