今日もまたまた、ミネソタ鳥図鑑。
今回は、散歩中に木の上で鳴いていた鳥。
Mourning Dove
名前だけを聞くと、朝という意味のmorningと全く同じ発音なので「morning dove?」と思うのだけど、実は綴りが違っている。
mourning
(名詞)悲嘆・哀悼
(形容詞)嘆き悲しんでいる
mourn
(動詞)嘆き悲しむ
という意味なので、つまり、嘆き悲しんでいる鳩。「嘆き鳩」。
この名前の由来は、独特な鳴き声から。。。
くー うぅ ふーふーふー
くー うぅ ふーふーふー
確かに、悲し気な鳴き声。
私が初めて鳴き声に出会ったのは、随分昔、冬の間アリゾナで過ごすサブローさんの両親を訪ねた時のこと。
朝起きると
くー うぅ ふーふーふー
くー うぅ ふーふーふー
と静かな声が外から聞こえてくる。
まだ名前も知らず、最初はフクロウかな??と思いながら、悲しそうな声とは感じることもなく、朝の澄んだ空気によく合う、不思議で幻想的な雰囲気の声…と聞き入った。
その時にmournig doveという名前を教えてもらったのだけど、一度その存在に気づくと、普段の生活でも気づくようになるもので、ミネソタに戻ってからも、ちょくちょく鳴き声を聞くようになった。
くー うぅ ふーふーふー
くー うぅ ふーふーふー
そして、つい先日、散歩の途中で聞こえてきたので、一体どこで鳴いているのだろう?
どんな姿をしているのだろう?
と、春子と太郎と一緒に、鳴き声を辿って行ったところ、ついに発見!
鳴くときに、のどをまぁるく膨らませる。
想像した通りの、優しい色。
でも、調べていたら、その鳴き声と、姿からは想像できない文章を発見。
”their flight is fast and bullet straight”
つまり、「飛行は速く、弾丸のように真っすぐ」
…なんだか、穏やかに控えめに飛びそうなイメージを抱いていたけれど、違うらしい。。。
誰にでも、見かけによらない一面があるもの。
鳥にだって、見かけによらない一面がある。
先入観を持たずに聞けば、悲し気な声も、幻想的な声に聞こえる。
一度存在に気づくと、途端に、普段の生活でも、存在を感じるようになる。
今まで存在していたのに、見えていなかった、聞こえていなかった。
この世の中には、まだ見えてない、まだ聞こえてないことが、きっといっぱいあるんだ…と思う瞬間。
そんな小さな気づきが、今日も、世界を大きく新しくしてくれる。
英語は、まずは英単語。
まだ知らない英単語と出会って、お知り合いになるところから。
一度存在に気づくと、途端に、普段の生活でも存在を感じるようになる。
[ ]内のひらがな・カタカナは、発音を無理やりひらがな・カタカナ化してみたもの。
(ご参考までに。。。)
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Mourning Dove
[mɔːr.nɪŋ dʌv もうにん だヴ]
ナゲキバト
mourning
[mɔːr.nɪŋ もうにん]
(名詞)悲嘆・哀悼
(形容詞)嘆き悲しんでいる
mourn
[mɔːrn もうん]
(動詞)嘆き悲しむ
※英語の本にも結構登場する単語
lament
[ləˈment らめんとぅ]
嘆き悲しむ