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2022年2月10日

もうすぐ春がきゅるるる。Red-Bellied Woodpecker said...

冬場はどうも

ゆらゆらする

どうもゆらゆらする

運動量が少なくなって
日光に当たる時間が少なくなって

それに加えて

睡眠時間が足りてない日が
数日続いている

そんなところへ

後で考えるとなんてことのない
出来事が起こる

後で考えると
なんだったっけ?
な出来事も

ゆらゆらの
条件が重なると
なんてこと「ある」と思えて仕方なくて
頭にくっついて離れなくなる

そして
ゆらゆら具合が
急に大きくなって

落ちる

落ちる

これがなかなか
起き上がれない

でも
経験から…
こんなこともあるものだと
知っている

こんな時が
あってもいいのだということも
知っている

ともかく
ほんの少し
体を心地よく動かしてみる

つい熱中してしまうことに
時間を忘れて熱中する

無言歌集の
 Op. 19, No. 4 とか…
 Op. 30, No. 1  とか…
OP. 38, No.6 とか…

優しい音楽を
繰り返し
繰り返し
聴きながら…

体を動かして
何かに熱中して

そして
疲れたら寝る

運よく次の日に
温度が上がったら
散歩に出かける

曇り空でもいい
外の空気を感じながら
空の下を歩く

鳥が鳴いている
鳥が飛んでいる

あっちでも
こっちでも

なんだかもう
春が来たかのように

ほら
どこかすぐ傍で
鳥が鳴いている

きゅるるる
きゅるるる

見上げると
湖畔の木の幹の
上の方にある丸い穴に
ふわふわの赤い頭

Red-Bellied Woodpecker
和名はシマセゲラ 

一羽が穴から出て
きゅるるると鳴いて
飛んで行ったかと思うと
もう一羽が顔を出した

ここに来れば
また出会えるかもしれない

空を見上げて
鳥の声を聞いて
鳥に出会って

家に戻ってみると
なんてこと「ある」と思えて仕方なくて
頭から離れなかった
何かが…
何だったのか…
思い出せない

ゆらゆらは消えて

まぁなんとかなるさ
と、また思えるようになる

こんなことを繰り返しているうちに
やがて
本当に春がくる

もう少しで春が…
きゅるるる
もう少しで春が…
きゅるるる

まぁそのうち
何とかなるさ

鳥は
そうつぶやいて
飛んで行ったのだと思う