試作の段ボールのラクダ |
ラクダを作りたいという春子と一緒に、段ボールのラクダを作ってみました。
まずは、私が試作してみました。(上の写真)
試作したラクダを眺めながら、さて、春子にはどこをやってもらおうか?
全て春子(6歳)にやってもらうのは、まだ少し難易度が高すぎるので、どこをやってもらうのがいいか?と考えまして…
この試作に色を塗ってもらおうか?
いやいや、それでは簡単すぎる。太郎(3歳)レベルの工作になってしまう。
段ボールを切ってもらおうか?
いやいや、まだ春子にはカッターナイフは使わせていないので、はさみで切って苦戦するより、切るのは私が担当した方がいい。
では、私の試作品をなぞって、段ボールに切る線を書いてもらうか?
いやいや、それでは、春子はただの下働きになってしまう。
では、ラクダの下絵そのものを春子に描いてもらおう!
そうしたら、自分のラクダという意識も強まるし、世界に一つのラクダができるはず。
というわけで、段ボールで作るオリジナルデザインのラクダの工作にとりかかりました。
①白いコピー用紙を一枚渡して、
②パソコンで画像検索した「ラクダ」の写真が並んだ画面を見せて、
③まずは春子にラクダを描いてもらいました。
「えー、らくだかけない。むずかしい。おかーさん、かいて」と何度も言いましたが…
④そこはほめておだてて、勇気づけて、、、、。ラクダの絵が描けました。
⑤春子が描いたラクダに少々助言※を加えて一枚の段ボールで切れる形になるようにして…
※助言といっても、一枚の段ボールで切れる形になるように、助言したまでです。
春子が最初描いたしっぽは、一本の細い線だったので、それでは段ボールで切れないので、太くしてもらったり・・・首とこぶが太くつながってなかったので、太くつなげてもらったり。
⑥次に、私が下絵を切って型紙にし……
(下書きには足もちゃんとあったのですが、この工作では足は別の段ボールを組み合わせてつけるので、切り取ってしまいました)⑦切った型紙を段ボールに載せて、線を描いて
⑧描いた線に沿って、段ボールを切り取りました。
⑨足は、私が試作したものと同じ足を2枚作り
⑩体と足に切り込みを入れて
⑪組み合わせれば、ひとまず形はできあがり。
⑫ここで、一旦、組み合わせた状態を春子に「こんなふうに、できたよー」と見せてから
⑬再び組み合わせをバラバラにして
⑭春子に自由に色を塗らせ、顔を描いてもらい、ついに完成!!
こちら、「春子のラクダ」ができあがりました。
私が試作したラクダより、よっぽど味があって、素敵です!
なかなかこんなに、こぶを大げさに深くはできないものですが、さすが子供!
この大人がまねできない描き方を、実は期待していました。
やっぱり、春子に下絵を描いてもらったのは正解でした。
春子も、「自分で描いた」ラクダが立ち上がったのを見て、かなりうれしい様子。
そして、できあがったラクダを見つけた太郎が、案の定「太郎くんのラクダはどこ?」というので、試作品は太郎のものとなりました。
春子のラクダは、棚の上に飾られ、太郎のラクダは、レゴで作った工事現場?でブルドーザーと共に、今日も働いています。