どうぶつのおやこ(薮内 正幸 作・絵 / 福音館書店)
文字のない絵本です。
いろいろな動物の親子の絵が、描かれています。
文字のない絵本を読み聞かせ?!!一体どうすればいいの??
と、思ったのは、私だけではないはず。。。
子供と一緒に眺めてお話を作ればいい。
・・・これって、結構ハードル高いのです。しかも、親にはお話を即興で作るほどの精神的時間的ゆとりって、、、なかなかなかったりして。
そんな時に私が取る手段は、どのページも、一貫性を持たせて、テーマを決めて読む方法。
例えば、「おサルさんのおかあさんとおサルさんのお父さんと、おサルさんの子供が、いっぴき、にひき、さんびき、よんひき、ごひき。全部で五匹。こんにちは。」
次のページも、同じように読んでいくと、子供って、自然に、いっぴき、にひき・・・と一緒に数えてくれるようになって、最後には「こんにちは」と頭を下げながら言ってくれたりします。なんて、子供って柔軟なんでしょう!
また別の時には、「サルのお父さんが、歩いてきました。」と絵を見ながら、一つだけ文を作ってみる。たくさん文を考えて、即興で物語風に、なんて必要はありません。
ただ、一緒に、あーだーねー、こーだねー、と眺めてもいいですが、何かテーマがあると、私の場合、文字のない絵本でも、ちょっと時間的にゆとりのない時も、一緒に落ち着いて子供と眺められられるのです…。
描かれている絵は、本物みたいな絵で、昔の図鑑みたいで、なつかしい感じがします。
素敵な絵です。
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