この10年の間に、日本から遊びに来てくれた家族や友人もいます。
遊びに来る前に、決まって聞かれるのが、服装のこと。
今はインターネットで世界中のお天気や気温が調べられますが、温度を見てもどうもピンと来ないのが現実。
私自身、ミネソタよりもずーっと長く住んでいた日本に帰省する際でさえ、あれ?この時期って、どんな服を着ていたかな?寒いんだっけ?暑いんだっけ?とわからなくなって、毎回、スーツケースに詰める服選びに悩みます。
日本もミネソタもお店はあっちこっちにあるので、服を買おうと思えば簡単に買えるし、買った服は旅の思い出にもなるけれど、旅行中の限られた時間を普段着の買い物に費やすのももったいない…。
そこで、おおよその目安になるように、私自身の服装と道行く人の姿とを参考に、今の時点での服装の目安、つまり「防寒の目安」を載せてみました。
ついでですが、日本では、流行りの服を着ていないと浮く、と感じる場面がもしかするとあるかもしれませんが、ミネソタでは、あまりに流行を追っていると、逆に浮いてしまうかもしれません。。。(我が家周辺だと…完全に浮きます。)
おしゃれなお店が並ぶ中心街や、高級レストランに出かける際や、高級住宅街では違うのかもしれませんが…。
そして、私が見た感じ、普段の生活で一番流行りを追っているのは、高校生かな・・・?と思います。
多くの大人は、適度に時代遅れでないように、好みの流行なら取り入れつつ、でも基本的には自分に似合うものを流行に左右されず、自然体で着こなしている、という風に感じます。(正直、日本にいる時より気楽です)
ミネソタの秋冬の服選びの基本は、おしゃれを考える前に、その日の天候と温度に適していることが大前提です。
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今日の写真(貼り絵?)は、下記の条件下のミネソタの朝の湖畔散歩の服の例です。
条件
- 場所:ミネソタ州セントポール・ミネアポリス付近
- 時期:10月後半
- 天気:晴れ 風あり
- 外気温:-1~2℃
秋の冷え込みは、まだ体が慣れてないので、とても寒いのです。。。
春にこの温度だったら、とても温かく感じるのだけど…。
歩いている人は、服の色やデザインこそ違っているものの、みなさん同じ程度の防寒です。
たまに、やせ我慢なのか、単に暑がりなのか、驚くほど薄着の人もいるけれど、そんなことは気にする必要はありません。自分が快適であることが、何より大切です。
日本では滅多に雪が降らない地域にしか住んだことがないので、冬に防寒用の帽子を日常的にかぶることはなかったけれど、秋冬のミネソタでは防寒用の帽子は必需品。
しかも、湖畔散歩はとても気持ちいいものの、湖から吹いてくる風はとても冷たいので、さらにマフラーがあってもいいくらい。湖畔散歩の後に、湖から50メートルほど離れただけで、明らかに湖畔の温度が低いのを実感できます。
一方、室内は半袖でちょうどいいほどに、暖房がしっかり効いているところもあるので、、、、要注意。特に、レストラン・学校・ショッピングモールなどは、、想像以上に暑いことが多いので、脱ぎ着できるように重ね着がおすすめ。
また、朝昼晩の温度変化も激しいので、出かける前に天気予報を見ておくことも大切です。もう一つ注意すべきことは、ミネソタ州内でも、南と北とではかなり温度が違います。北は当然、我が家周辺より寒いです。
この温度よりも温かい地域から、一時的に来る人にとっては、より寒く感じるかもしれませんね。ミネソタ州出身で、現在アリゾナ州在住の義姉は、どの季節にミネソタに来ても、いつも寒い寒いと言っているので…。
さて、明日昼間は少し温度もあがりますが(14℃)、来週からまた冷え込むそうです。(-3℃~-4℃)
ミネソタにお住まいの方も、そうでない方も、これから寒くなる地域にお住まいの方は、みなさん、温かくしてお過ごしください。