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2019年10月4日

ガマガエル。Taod(注:実物写真あり)


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10月のミネソタ。
最高気温10℃(50℉)、最低気温3℃(38℉)
こんな感じのここ数日。

冷え込んできたので、セーターや上着を慌ててひっぱり出しました。
手袋と毛糸の帽子も…。

そして、寒くなってくると、決まって地下の天井裏にネズミがやってきます。
一体毎年どうやって入ってくるのか?

おととい、地下でパソコンを開いて作業をしていると、ごそごそがたがた。
そのあとに、チューチューチューと小さな声。
あ、またネズミだ。

そしてまた、ガサゴソガサゴソ。小さな物音。
いつもなら天井裏で物音がするのだけど、どうももっと身近に聞こえる。
でも、そんなこともよくあること。
また、サブローさんと相談して、ネズミ退治しなくては、と思いながら、大して気にも留めず、作業を続けておりました。

すると、今度は座っているすぐそばの引き出しの裏当たりでガサゴソガサゴソ。
そうしているうちに、今度は足元の辺りでガサゴソガサゴソ。

むむむ、大して気にはしないけれど、足の上を走られては気持ち悪い。

そう思って、椅子の上に正座して、ふと下を見ると…。
倒れた封筒の下から何かがのぞいている。
封筒の下からのぞく様子
ん?ネズミ・・・?
・・・には見えない。
なんだ?あれは?

机の下が暗くてよく見えないし、あまり近づく気にもなれないので、手元にあったカメラで、写真を撮ってみた。
運悪くフラッシュをたいてしまい、驚いて顔をひっこめた。

カメラを見てみても、どうもピントがあってなくて、よく見えないけど、ネズミには見えない。

顔だけ見るとオオサンショウウオのように見えるけど、そんなはずはあるまいと、思いを巡らし、カエル?それとも、このミネソタには、まだ見知らぬ生物が生息しているのか?
ともかく、パソコンを抱えて、地下から避難。

サブローさんが帰宅してから「ねずみかと思ったけど、どうもカエルか何からしい」というと、地下に降りて、私が見た場所の封筒をさっと取ったら、何かを発見!

サブローさん「おお、ガマガエル。ガマガエルだよ。ほら。それにしてもどうやってこんなところに入ったのかな?」首をかしげながらと4センチほどのガマガエルを手のひらに載せて地下から上がってきた。

私は「珍しいものが地下にいたよー」と春子と太郎を呼び。興味津々の二人を眺めながら、少々あとずさり。


春子と太郎は、手に載せてもらっていたけれど、私は・・・どうも触る勇気がない。
しばらく観察して、裏庭に放してやりました。

あとから「ガマガエルに毒はないの?」と聞くと、「ああ、あるよ。他の動物が口に入れても吐き出したくなるように、ちゃんと毒がある」とサブローさんは何でもないことのように説明。

蛇は苦手だと常々言っているサブローさんは、カエルはまるで旧友に再会したかのような素振りで、全く平気らしい。

さて、ガマガエル。
英語でToadと言うけれど、春子が”Frog"と言う度に、サブローさんが「Frogではなく、Toad」とすかさず訂正。

・・・ガマガエルって、カエルじゃないの?

調べてみると、ガマガエル(Toad)も、カエル(Frog)に違いないのだけど、卵の様子とか、皮膚がぶよぶよだとか、足が短いとか、いろいろ違いはあるそうな。
ちなみに、ガマガエルとヒキガエルは、同じだそうです。

ともかく、未知の生物ではなく、正体が判明し、捕まえて放してやることもできたので、ほっとしました。

でも、、、あのチューチューチューというネズミとしか思えない声は何だったのか?
やっぱりネズミもいるのか?

あのガマガエルは、ネズミと縄張り争いでもしていて、ガマガエルが追い出されたのかしら?

ガマガエルは冬眠するそうですが、ちゃんといい寝床を見つけて欲しいです。(我が家の地下以外で)

ガマガエルと言えば、やっぱりこちらの絵本

ふたりは ともだち(アーノルドローベル 作 / 三木卓 訳 / 文化出版社)


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