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2019年10月25日

絵本「みんなおなじ でもみんなちがう」

たくさんの落ち葉を眺めて思い出す絵本はこちら。
もみじの葉っぱが出てきます。

みんなおなじでもみんなちがう(奥井 一満 文 / 得能 通弘 写真 / 他 / 福音館書店)

これは、物語ではありません。
書いてある文字は、どのページも「みんなおなじ でもみんなちがう」だけ。

なのに、眺めると「これは何?」「これが一番大きい」「これが一番小さい」「これとこれは色がよく似てるけど、大きさが違う」などなど、子供たちとたくさん会話ができる本です。
そして、ちょっときっかけをあげると、子供って、どんどんいろいろなことに気づきます。

本当に、本の名前通り「みんなおなじ でもみんなちがう」のです。一緒に眺める大人にとって、それはいろいろと考えるきっかけとなり、単なる「科学の本」ではない、奥深ささえ感じてしまいます。

そして、3歳になったばかりの太郎も「読めます」。まだ文字は読めないので、本当には読んでないのだけど、どのページも同じ言葉が書いてあるのを知っているので、ページをめくる度に「みんなおなじ でもみんなちがう」と言って「読んだ気分」を味わってとても誇らしげです。

中には、ミネソタの日常では滅多に目にしないもの、全く目にしないものもたくさんあって、それもうれしいことの一つ。
梅干しや、マツタケ、煮干し。
なかなか普段の物語では意外と出てこないので、紹介するのにぴったり。

春子がまだまだ小さかった時に、お友達の家に遊びに行った際に、プレゼントしてくれたこの一冊。これもまた、出会えてよかった一冊です。

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