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2009年6月26日

ヒロハハコヤナギ。cottonwood


 5月の初め、近くの公園を散歩しているときに、夫が教えてくれた木の名前。
cottonwood.
「コットンウッド」
和名では、「ヒロハハコヤナギ」とも言うようです。

cotton(綿の木)とは違い、cottonwoodは大きな木になります。
cottonの分類は、アオイ属。 
cottonwoodの分類は、ヤマナラシ属。ポプラの一種だそうです

cottonwoodの場合、ほとんどの実は、高い木の上の、手の届かないところに実ります。 
綿の木のように、実が大きくなく、直径5ミリほどの大きさです。
綿も、綿の木のようなしっかりした綿ではありません。

散歩の途中で夫が、「もう少ししたら、この丸い小さな実が熟して、中から白い綿がたくさん出てきて、そこらじゅう綿だらけになるよ。ほら、もうその準備をしてる」と小さな実を一つとって、中身を見せてくれました。


『そこらじゅう綿だらけ』という言葉に、「なんと幻想的な・・・!」とわくわくしながら想像を巡らしておりました。


そして、5月のある日。

「ん?なんだ?この空気中を漂う綿ぼこりは?自転車で走ってても邪魔になって仕方ない。そしてなんだ?この道端にたまった綿ぼこりは?」
・・・・もしかして、、cottonwood・・・?!

ふわふわふわふわ道路も公園も家の周りも、白い綿がふわふわふわふわ。。。車庫の中には、行き場を失った綿が山になってたまっている・・・。(でもどうみても綿ぼこり)


そして先日、再び4月に歩いたのと同じ公園を散歩しました。

公園のcottonwoodには、まだまだ熟していない、つまりまだ綿を飛ばしていない実がいっぱい!

そこで、ちょっと実験。
まだはじけていない実のついた枝を、花瓶にさしても、綿が出てくるか!?

家に戻って、わくわくしながら、花瓶にさしました。

そして翌日・・・・なんともおどろくべき光景が・・・。早くも綿が・・・・!!!!!しかも、一枝で、それもとても短い一枝で、大量の綿!!なんとも不思議な光景で、そのまま台所のテーブルの上に置いてみんなで眺めていました。

そしてその翌日・・・・。
ちょっと綿に触ってみたくなって、綿にほんの少しだけ触ってみました。
その瞬間、大量の綿が枝から離れてふわふわふわふわ。
次から次へと、慌ててつかもうとすればするほど、どんどん枝から離れて、一瞬のうちに台所は綿だらけ・・・。
やっとのことで、すべての綿を集めて手の中にしっかり握りしめて、家の外に持ち出しました・・・・。

とても興味深い実験でした。。。。



そして、1か月たった今日もまだ、木の上には、まだ風に飛ばされていない綿が大量に飛び立つ瞬間をねらっています・・・・。