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2019年9月2日

モナークバタフライと「江戸の火消し」Monarch Butterfly and Echinacea

モナークバタフライ。
今年はモナークバタフライが多い気がする。
しかも、写真を撮るため立ち止まっても、知らん顔で花にとまっている。

モナークバタフライが、どんな花が好きなのか知りたくて、いつもとは違う花にとまっていたら、即座に撮影。

今日の花は…アメリカ原産。
学名:Echinacea
別名:Cornflower
和名:バレンギク

…もう、この花の名前の面白さといったら…黙って見過ごせません。

まず、学名のEchinacea
発音は、[ eh·kuh·nei·shuh]で、無理やりカタカナで書くと、エクネイシア。
日本では「エキナセア」と呼ばれる場合もあるようですが、このEchinaceaは、新ラテン語およびギリシャ語が語源で、「ハリネズミ(hedgehog)」という意味だそうな。
花が終わってしまうと、こんな具合になります。。。
なるほど…納得。


次に、別名のCornflower
直訳は、トウモロコシ花
こちらもまた、この真ん中の部分(頭状花というらしい)が、まるでトウモロコシのように、盛り上がってくるために、ついた名前。
人というのは、いろいろと思いつきますね。
そしてトウモロコシを連想するあたりが、アメリカっぽいです。

そして、最後に、和名のバレンギク
ギクの部分は、菊のことだとわかりますが、「バレン」って?
最初、版画で使うバレン?と思ったけど、どうも違うようで、漢字だと「馬簾」。
纏(まとい)
馬簾とは、江戸時代の火消しが使った纏(まとい)につける房飾りの名前だそうです。

歌舞伎の衣装の裾につける房飾りも、「馬簾」と言うそうで…。
どちらも知りませんでした。
これなんとなく、多くの日本人は知らないけれど、日本好きな外国人が知っていそうな用語だと思ったのですが…。もしかして、常識の範囲?

簾(れん)という字は、「すだれ」とも読みますよね。
馬のすだれ…
馬のたてがみのことかな?そんな気がします。
確かに、裾の房飾りも、火消しの纏の房飾りも、馬のたてがみに似ています。

ともかく、今日の本題の「バレンギク」。

「ハリネズミ」や「トウモロコシ」もいいけれど、やっぱり私は日本人。
ここまで書いたらもう、「江戸の火消しの纏(まとい)」にしか見えません。
威勢のいい江戸火消しの声が聞こえてくるようです…。

今日は、モナークバタフライを通じて、いろいろ知らないことが勉強できました。
それも、母国、日本の勉強までできました。
今度、サブローさんに、知ったかぶりして教えてあげようと思います!

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