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2019年9月25日

絵本「かばくん」

今日の絵本。
動物園というと、こちらの絵本。
今日行ったコモ動物園には、カバはいませんが…。(しかも、写真はキリンですが…)

かばくん(岸田 衿子 作 / 中谷 千代子 絵 / 福音館書店)

幼稚園の時に読んだ記憶のある懐かしいこの本。お友達がプレゼントしてくれて、何十年ぶりかに読みました。
文章は覚えてなかったけれど、表紙の絵と、挿絵は記憶にありました。
かばの目線で描かれたページが、子供の時も好きでした。

絵本の絵って、記憶に残るものですね。

「それにしても何か見慣れた感じのこの絵は誰が書いたのかな?」と思ったら、中谷千代子さんでした。

ああ、やっぱり!

中谷千代子さんは私の持っているこちらの二冊の本の絵を描いた人です。
「ちいさいモモちゃん モモちゃんのおくりもの」
「ちいさいモモちゃん おんにょろにょろ」
(どちらも 松谷 みよ子 作 / 中谷 千代子 絵 / 講談社)

私の手元にあるこの二冊の本を見てみたら、どちらも昭和53年第三刷でした。
ちいさいモモちゃんシリーズは、今は違う方の絵で販売されているようですね。
今の絵もかわいらしいですが、私にとっての、ちいさいモモちゃんは、やはり中谷千代子さんの描くモモちゃんのままです。

実は、この二冊、幼稚園の担任の先生が、私が幼稚園の時、入院中に、お見舞いで届けてくださった絵本で、私はうれしくて、何度も何度も読みました。

先生とは卒園後も、何年も、毎年年賀状を出していて、いつも必ずお返事を下さっていました。いつしか年賀状も出さなくなり、私も大きくなって、この二冊も読まなくなりました。そして、本の内容も、細かいところは忘れてしまったけれど、この絵だけはしっかりと記憶に残っていました。

でも、いつだったかある日、その先生がお若くしてお亡くなりになったと聞きました。
その時、真っ先に思い出したのが、先生がくださった、この二冊の本でした。

今は、この二冊はミネソタまでやってきて、春子と太郎に読んでやっています。
そして、読むたびに、幼稚園の先生のことを思い出します。

「かばくん」の絵本から少し話がそれましたが…中谷千代子さんの絵って、こういう経緯で、私にとっては少し特別なのです。

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