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2019年11月3日

UTC+9って何?What is UTC+9?

昨日、朝起きたら、屋根の上にうっすらと雪が積もっていました。
昼頃にも小雪がちらちら。

そんな中、リスたちはせっせと栄養を蓄えています。
いつ見ても何か食べているリスたち。

散歩に出ると、食べるのに一生懸命で、私が近づいているのに気づいていない様子。

この後、もう一歩踏み出したところで、慌てて木の陰に隠れていきました。
何を食べていたのかとよく見てみると、楓の種(最初の写真)がたくさん歩道に落ちていました。

近所の玄関先に置いてある、ハロウィンのかぼちゃのランタンを食べたり、我が家の庭では、菜園に残ったミニトマトや野菜の収穫係として、忙しくしています。

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さて、話題は変わりますが、リスが食欲旺盛のこの時期、11月の第1日曜日(2019/11/3)午前2時に、夏時間(Daylight Saving Time)が終了して、来年3月第2日曜日まで「標準」の時間に戻ります。
(夏時間の方が期間が長いので、どちらが「標準」?という感じですが…)

秋はFall Backなので、1時間時計の針を後ろに戻します。
つまり、11月3日(日)午前2時は、11月3日(日)午前1時となります。


これによって、日本との時差※※は14時間から15時間となり、
「日本の時間ー15時間=ミネソタの時間」です。





日本の時間というのは日本全国どこも同じで、日本標準時(Japan Standard Time=JST)を使用していますが、この日本標準時(JST)が、UTC+9と表されているのを見たことがありませんか?
それも、Tokyoなどの都市名も、Japanの文字もなく、このUTC+9だけで書かれていることも多くて、私は、一体何のことやら?と思ったことが何度もあります。

そこで、少しだけ時差について覚え書です。

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まず、世の中には、協定世界時間(Coordinated Universal Time=UTC)というのがあって、世界各地の時差は、協定世界時間(UTC)から何時間の差があるかで表されます。

言葉で書くと難しく聞こえますが…実は意外とシンプルだったのです。(たぶん)

例えば、日本標準時(JST)は、協定世界時間(UTC)で表すと、先ほど登場したUTC+9

つまり、協定世界時間(UTC)から9時間足した(プラスした)時間(つまり、時計の針を9時間前に進めた時間)が、日本標準時(JST)という意味です。
(例:協定世界時間が午後1時20分の時には、日本は同日午後10時20分)

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では次に、ミネソタ州の標準時を見てみす。
ミネソタ州は中部標準時(CST=Central Standard Time)を使っています。
協定世界時間(UTC)で表すと、UTC-6。
協定世界時間(UTC)から6時間引いた(マイナスした)時間がミネソタの時間という意味です。(例:協定世界時間が午後1時20分の時には、ミネソタは同日午前8時20分)

但し、ミネソタの夏時間(Daylight Saving)の間は、中部夏時間(CDT=Central Daylight Time)を使用し、UTC-5です。

でも、UTC云々だけでは日本との時差がパッと見てわかりません…。
なので、協定世界時間(UTC)を基準とせず、日本標準時(JST)を基準として表すことができます。
中部標準時(CST):JST-15
つまりミネソタは、日本標準時からマイナス15時間ということです。
これで一目で分かりますね。

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さて、アメリカの時差について、もう少し書きますと…
アメリカ本土だけでも4つの時間を使っていて、それぞれに夏時間もあるので、アメリカ本土だけで結局8つの時間があることになります。さらに、アラスカとハワイ・アリューシャンも加わります。

協定世界時間(UTC)と日本標準時(JST)を使って表してみると以下のようになります。
()内はそれぞれの時間の、略名と英語名。

太平洋標準時(PST=Pacific Standard Time) : UTC-8 , JST-17
太平洋夏時間(PDT=Pacific Daylight Time) : UTC-7, JST-16

山岳部標準時(MST=Mountain Standard Time) : UTC-7 , JST-16 
山岳部夏時間(MDT = Mountain Daylight Time) : UTC-6 , JST-15

中部標準時(CST=Central Standard Time) : UTC-6 , JST-15
中部夏時間(CDT=Central Daylight Time) : UTC-5 , JST-14

東部標準時(EST=Eastern Standard Time) : UTC-5 , JST-14
東部夏時間(EDT=Eastern Daylight Time) : UTC-4 , JST-13

アラスカ標準時(AKST= Alaska Standard Time) : UTC-9 , JST-18
アラスカ夏時間(AKDT=Alaska Daylight Time) : UTC-8 , JST-17

ハワイ・アリューシャン標準時(HST=Hawaii–Aleutian Standard Time) : UTC-10 , JST-19
ハワイ・アリューシャン夏時間は、ない。

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実は次に、どの州がどの時間を使っているかを書こうと思っていたのですが…調べてみると、多くの州で、州内で二つの標準時に分かれている場合があることを(初めて)知り、、、断念。

各住所のタイムゾーン(Time Zone)で検索すると、おそらく上の、●STとか、UTC-●、というのが出てくるので、知りたい地域をその都度調べるのが得策と判断しました。。。

でも、上記の、UTCとかCDTなどが何のことかわかっていれば、問題ないかな?と思います。

さてさて、覚書が思わず長くなりましたが…。
本日、2019年11月3日から、CDT(UTC-5)からCST(UTC-6)に戻って、JST-14からJST-15に変わります。

まるで暗号のようですが、きっともう「暗号」ではなくなったはず?!

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まだまだ周りはハロウィンの飾りつけはそのままのところが多いですが、気分は次のイベントに向かっています。次のイベントは、11月第4木曜日(今年は11月28日)の感謝祭(Thanks Giving)。
春子と太郎と一緒に、七面鳥の工作でもしようかな?

2 件のコメント:

  1. ヨッシー11/03/2019

    日本は小ぢんまりしているから時刻についてあまり考えたことがないから、色々楽しく読みました。UTC +9がわかりました。勉強になりました。11月4日はかんしゃさいなんですね。ちょうどこちらは文化の日で休みでした。いま、菊の花がまんかいです。チーターさんの菊も美しく咲き誇ってますよ。それから紅葉の季節と日本らしいけしきですよ。そちらでは次のの行事はクリスマスかな?

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  2. ヨッシーさん
    そうですね、アメリカでは国内で電話するにも、ミネソタとかける先の時差とを考慮して、時間が遅すぎないか?などと考える必要があります。
    そちらは秋真っ盛りですね。子供の頃に、七五三のお祝いの日に、玄関先の大輪の菊の前で、記念撮影しました。写真よりも、重たい着物を早く脱ぎたかったから、よく覚えています。
    ミネソタでは庭に大輪の菊の花がある家は、まだ見たことがありません。アメリカ生活が長くなると、なにもかもが、懐かしさを帯びてきています。

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