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2019年11月22日

「お決まり」のケーキ。

大人の味のラムケーキ。

使ったラム酒は沸騰させているけれど、作った当日は、ほろ苦さが際立ち、バニラアイスクリームがよく合います。

二日目には甘さと苦さのバランスが大きく変わって、味がぐんとまろやかになり、ラム酒の苦みの苦手な人でも楽しめる味になります。

少し前のサブローさんの誕生日に焼いたケーキです。
もういつからか、サブローさんの誕生日にはこのケーキと決めているので、迷うことなく。。。
ケーキ作りが苦手な私にとっては、どのケーキを作ろうかと選ぶ楽しみよりも、選ぶストレスの方が勝ります。
まぁ、実際は、選ぶほどレパートリーもないのですが。。。

誕生日には「これ」と決まったものがあると、それだけで気分がとっても楽。

選んだり、決めたりできるということは、とてもありがたいことだけれど、今の世の中、あまりにも選択肢が多くて、ちょっと疲れてしまうことだってあります。

具合の悪い時には、その日、自分が着る服を選ぶのでさえ、億劫なもの。きっと、何かを「選ぶ」ということにも、気力体力、結構使っているんでしょうね。

でも、ここはアメリカ。
レストランでサラダを注文すれば、たくさんのドレッシングの中から一つを選ばなければならず、、、朝食に出かければ、卵の料理の仕方を選ばねばなりません。

サンドイッチなど注文しようものなら、パンの種類は?チーズの種類は?中に玉ねぎは入れるか?野菜は何を入れるか?チキンかターキー(七面鳥)か、サラミか?それとも肉なしか?温めるか?・・・と、一つ一つ自分で選んで伝えなくてはなりません。

それにしても、「サンドイッチの具を自由に選ばないこと」を、選べない、このもどかしさ。

アメリカに住んで10年。
「日替わり定食お願いします」の一言が、やけに恋しくなることもあります。

話は少しそれましたが、、、
サブローさん、お誕生日おめでとう。
私が勝手に決めた誕生日の「お決まり」ケーキでも、毎年、文句も言わず、「またこれか」とも言わず、食べてくれてありがとう。

きっと来年も再来年も、ずっとこの「お決まりケーキ」が登場する予定です。
いつか「もうここまで続けたら、今更変えたくても変えられない」と言う気分に互いになる日が来るのが、ひそかな目標です。

そうなる日まで、末永く、、どうぞよろしくお願いします。

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