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2019年11月14日

絵本「おみせ」

ミネソタの冬の窓を見ると、懐かしい気分になる。。。
昭和を懐かしむ気分になったときは、こちらの絵本。
「おみせ」(五十嵐 豊子 絵 / 福音館書店)
お気に入りの絵本一覧はこちら。

文字のない絵だけの絵本です。
が、私はこの本を開くと、「これは〇〇屋さんで、こっちは〇〇屋さんで・・・」と勝手に口が動きはじめ、あれもこれも春子に説明したくなります。

絵本には、今はなかなか見かけなくなった懐かしいお店の様子が、広がっています。
私よりも、1,2世代上の人たちの日常の風景だと思いますが、かろうじて私の子供時代の記憶とも重なります。

私が子供の頃には、まだまだ通学路に、駄菓子屋、文房具屋、魚屋、酒屋、電気屋、食料品店、自転車屋、豆腐屋などがありました。どれもこじんまりとしたお店でしたが、そのどれもが、今はなくなってしまいました。
今は、コンビ二こそまあまあ近くにできましたが、日々の食料品の買い物をするには、車で駅前に出かけなくてはならなくなりました。
服や靴は、地元の商店街ではなく、少し離れた町にあるショッピングモールや百貨店に買いに行くのが当たり前になってしまいました。

ただ、絵本を眺めながら「お母さんの子供の頃はねー」というのがあまりに増えてくると、今を生きている子供の反応って、どちらかというと薄くなってきますね。。。

なので、子供の様子を見て苦笑いしながら、なんとか軌道修正です。
一緒に細かいところを見て楽しんだり、何屋さんか当てさせたりするようにして、「お母さんの昔話」は少し控えめにするようにしています…。

日本の古い町や、観光地には、同じように残っている場所もあるので、いろいろ見せてやれたらいいなー。

この絵本を眺めながらの昔ばなしは、できれば大人と、それもできれば日本の両親とできたら、なんだか盛り上がりそうです。
大人も楽しめる本です。

この本は借りた本なので、家にはないのだけれど、書いているうちに、なんだか欲しくなってきました。
しかも、同じ作家さんで、「えんにち」(五十嵐 豊子 絵 / 福音館書店)という絵本もあるのですね。こちらも・・・ぜひぜひ見てみたい……。
今度日本に帰ったら、図書館の絵本コーナーで一日過ごしたいです。。。。

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