写真は、雪の舞う日の、雪に覆われた歩道。
遠くの方に、小さくて見えにくいけれど、こちらに向かって歩いてきている人が見えます。
当然、互いに歩くにつれて、だんだん近づいてきます。
そして、やがてすれ違います。
その時どうする??
知り合いでない限りは、「目を見ないように」互いに下を向いたり、あるいは、「表情をできるだけ変えず」に正面を向いて、足早にすれ違う。
・・・・これが現代日本の場合ではないでしょうか??
さて、アメリカでは?
知り合いでない場合は、互いに「必ず目を合わせて」、互いに「笑顔を”作って”」すれ違います。
さらに「Hello」または「Hi」と互いに言う場合も多くあります。。
相手が「Hello」と言ってくれたら、必ず「Hello」と返しましょう。
これが、現代アメリカのすれ違い時のマナー。
(知り合いの場合は、短い立ち話となります。。。 )
だんだん近づいてくると相手の表情が見えてきますが、ものすご~く怖そうな顔つきをした人も、すれ違う時には、驚くような優しいふんわり笑顔で「ハ ロ~」、と言ってくれるので、こちらもほっとします。
もちろん周りに人がたくさん歩いている街中などの場合には、実践する必要はないけれど、写真のように、自分と相手以外には誰も居ないという状況では当然のルール。
もちろん、自分や相手が誰かと一緒に歩い ていても、このルールは当てはまります。
また、街中でもそうでなくても、どんな状況でも、思いがけず誰か知らない人と目が合ってしまったら、目をそらす前にやっぱり「笑顔を”作り”」ます。その笑顔に理由はありません。マナーです。
ただし、中学生・高校生くらいの子供たちは、まだこのルールを実践するのが上手ではなく、日本人と同じように多くの場合、表情を変えず「気づいていないふり」をします。
でも、大人のマナーを知っている子供たちは、「Hello」とまではいかなくても、ちゃんと「笑顔を”作って”」くれます。
気分によっては「めんどくさ~い」と感じる時もあるのが正直なところだけれど、不自然に目をそらしたり、不自然に無視したりするなら、いっそのこと、不自然に笑顔を作ってみるのも悪くないなぁと思う今日この頃。
日本で登山に出かけたら、相手が知らない人でも、すれ違いざまに「こんにちは~」と声をかけるのがマナーだけれど、どうして普段の生活では目を合わせなくなってしまったのかな・・?