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2010年2月9日

スノーエマージェンシー Snow Emergency

英語学校で、前学期に、「ミネソタの厳しい冬を生き延びる術」をいくらか習いました。

以前に書いた大雪警報も習ったことの一つ。
ミネソタの気候は、学校で習わなければ、私のようなミネソタ初心者には想像さえつかないものばかりで、大変役に立ってます。

こちらの標識(上の写真)も習ったことの一つ。

習ってから気付いたのだけれど、学校の帰り道、大きな通りには必ずこの標識があります。
SNOW EMERGENCY ROUTEと書かれてます。

その文字の上の絵はSnow Plowと呼ばれる、除雪車


たくさん雪が降ると、市から除雪車が出動して、道路を除雪してくれます。
道路の真ん中だけの大雑把な除雪は、必要であればその都度行われているようだけど、たくさん雪が降った後には、道の端から端までの本格的な除雪が行われます。

その本格的な除雪の前に「Snow Emergency」というのが発表されます。
昨日が久しぶりにSnow Emergencyが発表されました。

この「Snow Emergency」というのが発表されると、3日間に分けて市内の本格的除雪が順次行われます。

その第一日目に除雪されるのが、この「Snow Emergency Route」の看板のある道路。
第二日目は、Odd Side以外の除雪。(Snow Emergency Routeを除く)
第三日目は、Odd Sideの除雪。(Snow Emergency Routeを除く)

・・・このOdd Sideって一体何???

Odd は奇数。Odd numberとも言います。

実は、アメリカの番地は、道路の片側が偶数(even)。反対側が奇数(odd)となっているんです。
だから123番地の隣の家は、125番地。その隣は、127番地。
道の反対側の家の番地は124番地、126番地、128番地、、、、という風になっているわけ。
(実は学校で習うまで知りませんでした・・・)

つまり、二日目の”Odd Side以外の除雪”というのは、”道路の奇数番地側以外の除雪”という意味なので、除雪が行われるのは、Even Side(道路の偶数番地側)、および家の建ち並んでいない道路。

そして、三日目に除雪が行われるのは、Odd Side(道路の奇数番地側)のみ。

これでSnow Emergencyはひとまず終了です。
また大雪が降ったら、再びSnow Emergencyが発表される仕組みです。


なんだかとてもややこしいですが、、、なぜこれが重要かというと、、、
Snow Emergencyによって除雪が行われる場所に、車を駐車していると、容赦なく牽引されて車を持っていかれてしまうのです。
そして、車を行く手間とともに、高~い罰金を払わされます。


アメリカでは「駐車禁止」の場所ではない限り、この写真のように、道端に駐車できるため、普段はたくさんの車が道路の端に駐車してあります。(写真中央は歩道、車の右側に車道がある)
車庫のない人は、家の前の路上に駐車しているだろうし、友達の家に遊びに行ったら通常は路上に駐車です。お店やレストランに立ち寄る際にも駐車場があれば別だけど、多くは路上に駐車することになります。
普段駐車可能な場所も、Snow Emergencyによって、駐車禁止の場所になってしまいので、Snow Emergencyが発表されたかどうか、注意していなくてはいないと、痛~い目に合うわけ。。
このSnow Emergencyのルールを駐車の可・不可の観点で書いてみると
第一日目はSnow Emergency Routeは全部駐車禁止。
第二日目はOdd SideとSnow Emergency Routeのみ駐車可能。それ以外は駐車禁止。
第三日目はOdd Sideは駐車禁止。(ただし、Snow Emergency Routeは除く)

ちょっと自分の覚え書のつもりで書いてみましたが、どうしても、文字で書くと、ややこしくなってしまいますね。。。
しかも、このルールはあくまでも私が今住んでいる地区の話
別の地区では、別のルールがあるようです・・・・。

雪の降る時期に、アメリカで車に乗る予定のある人は、その地区のParking Rules(駐車規則)を念入りに調べておくことを強~くお勧めします。。。。

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