そんな日に、サブローさんがじっとしているわけはない。
サブローさんは、朝、誰よりも早起きして、友達と湖にクロスカントリースキーに行って、私や子供たちが起きる頃に戻ってくる…という具合に、週末を満喫している。
今年は家族全員分のスケート靴が揃っている。
サブローさんと私は、ずっと前から、自分のスケート靴を持っていて、7歳の春子は、友達にいただいた、おさがりのスケート靴が今年はぴったり!4歳の太郎には、姪っ子のおさがりのスケート靴がぴったり!
ちょうど義姉からお誘いの連絡もあって、家族全員でアイススケートに行くことに。
場所は、義姉の家。
義姉の家には、裏庭に、毎年自家製スケートリンクを作ってある。
太郎に先週も、春子と太郎は、この義姉宅の裏庭でアイススケートをしに来ていて、二人ともなかなかうまくなっている。
太郎は、先週初めてスケート靴を履いて滑ったのだけど、サブローさんの話によると、スケート靴をはかせて氷の上に立たせた途端に、すいすい滑った…という。
その話を裏付けるように、目の前を、アイスホッケーのスティックを手に、ホッケーパックを追いかけて真剣な顔で、どんどん滑っている。。。
これは、サブローさんの血を受け継いだとしかいいようがない。
一方春子は、しっかり私の血を受け継いだ様子だけど、それでも、なかなかいい具合に滑っている。
さて、今回は私も参加して、一緒にすーいすい。
…とは、なかなかいかない。
なんといっても、私は11年ぶりのアイススケート。
自分のスケート靴を持っていながら、2010年にアイススケートをして以来、超初心者の域を出ないまま、なんやかんやで、ずっとアイススケートをするチャンスを逃し続けてきた。。。。
以前やっとつかんだ感覚は、全く覚えていない。。。
それでも、、、太郎と春子の様子を見ていると私もなんとかしなくては、と思えてくる。
氷の上でくるくる回ったりしている姪っ子の傍で、おぼつかない足取りで練習し、30分程経つと(いや、もっとかかったかな?)なんとかやっとコツがつかめてきた。
重心を前に、膝のばねを少しだけ、うまく使って。。。。
視線は、足元ではなく、顔を上げて周りを見渡す感じに。
ここまできたら、やっとなんとか楽しくなってくる。
でもまぁ、私の運動神経で、1日でここまでできたら上出来だろうと、勝手に満足。
さて、翌日の月曜日は、祝日。
またもや、スケート日和。。
サブローさんが、早速「今日は湖に滑りに行く?」と言う。
そして、みんなで車に乗って湖上に作られたスケートリンクに向かい、滑ってきた。
親子連れや、大人たちが、何人も来ている。
中にはマスクをして滑っている人もいて、いい考えだと思い、私もポケットからマスクを取り出してマスク姿で滑ってみた。
広いので特に近くに人がいるわけではないけれど、湖上はさすがにひんやりとしているので、マスクは防寒対策にちょうどいい。
青空の下、湖上に作られた広々としたスケートリンクで、しばらく滑っていると、前日の感覚はすぐにもどってきて、まだ時々(しばしば?)よたよたとしつつも、なんとかまともな恰好で滑れるようになってきた(と思う…)。
春子が、私が一人離れたところで一人で黙々と滑る練習をしているのを気にかけてか、「おかあさん、見て見て~」と近づいてきたり、ときどき話しかけにやって来る。
一方、太郎は今回も、ホッケースティックを握りしめ、ホッケーパックを追いかけるのにそれはそれは夢中で、途中話しかけてみも、目は真っすぐにホッケーパックを見つめていて、決して目を離さず、全く相手にしてくれない。。。
サブローさんは、そんな様子を写真に撮ったり、ビデオに撮ったり、太郎や春子と、アイスホッケーをしたり。
それぞれが、それぞれに楽しんで、2時間近く滑って帰宅。
私はゆっくりゆっくり滑るだけだったけど、それでも結構いい運動になった。
ずっと凍った湖の上に居たのに、体はポカポカ。
ミネソタの冬場に、貴重な日の光をしっかり浴びることができたのもよかった。
…というわけで、今日の写真は、スケート靴の貼り絵。
紐の部分も含め、全部、紙で作ってある。。
でも、これ…どうしようかな?
額に入れて、冬の間、どこかに飾っておこうかな。
スケート靴に関する基本英語は、こちらの日記をどうぞ。