小瓶に入れる。Small Jar

 手作りふりかけ。

大晦日に年越しそば用に、めんつゆを作ったのだけど、その時に使った鰹節と昆布を利用して、手作りふりかけを作った。

めんつゆは日本で売っているような市販のものも（それなりのお値段で）手に入るのだけど、家でも手軽に作れるので、いつも濃縮めんつゆを多めに作って、小瓶に入れて冷蔵庫で保管してある。

そして、いつも、残った鰹節と昆布で、ふりかけを作る。

ふりかけの作り方は自己流で、まずめんつゆ作りに使った昆布を細かく切って、めんつゆの他の材料（みりん・しょうゆなど）でしっかり甘辛く味の付いた鰹節を鍋に入れ、海苔を細かく切ったものや、ごまも入れて、乾煎りする。ちょっとカラッとしてきたらできあがり。

そして、冷めたらこれまた別の小瓶に入れて、冷蔵庫へ。

これに小魚など入れたいところだけど、ミネソタでそんな贅沢は言えない。。。

でも、こんなお手軽なふりかけでも、春子と太郎がちょっとごはんを残した時に、さっと取り出せば、二人とも喜んできれいさっぱりご飯を平らげてくれる。

さて…

この、めんつゆ作りと、ふりかけ作りの中で、私が一番好きな瞬間は…というと、できためんつゆを、お気に入りの小瓶に入れる瞬間と、できたふりかけを、お気に入りの小瓶に入れる瞬間。

この「お気に入りの小瓶に入れる」瞬間の、なんとも言えないこの感覚は何だろう？

まさに、至福の瞬間。

この感覚を味わえるのは、めんつゆとふりかけを作った者の特権だ…とまで思う。

こんな「至福」の瞬間の一つ一つに、毎日の生活は支えられていると思う。