ここ数日、少し寒い。
気温がマイナス10℃以下になることも多く、たとえ温度が上がっても風があったりと、体感温度が低い。
リビングルームでは、春子が学校のオンラインラーニングをしていて、ライブ授業も多く、ずっーーーーーと静かにしておかなくてはならないため、私と太郎は、朝から夕方まで、食事の時以外は、ずっと地下にこもっている。
家の中は、どこも暖房が効いているものの、こんな低温の日の地下は、もう、この上なく寒い。
そんな私たちの毛布にくるまる地下生活も、いよいよ今月で終わりらしい。
なんと、2月の初旬に、春子の学校は、通学が再開されるという!
2020年の3月からずっとずっと自宅学習だったので、約1年ぶりの通学となる。
とはいえ、全員通学ではなく、まずは希望者だけで、実際に、何人の生徒が通学を希望するのか?クラスの通学者が少なくても、担任の先生に教えてもらえるのか?クラスの通学者が多くても、全員同じ教室で勉強するのか?
いろいろ分からないことは多いけれど、春子は学校に行きたいらしい。
さて、毎日、私と太郎は、地下にこもって何をしているのか?
…というと…
柔らかい布製ボールで、キャッチボールしたり…
レゴで遊んだり…
お絵かきをしたり…
本を読んだり…
ひらがなを書く練習をしたり…
片付けや洗濯のお手伝いをしてもらったり…
なのだけど、その合間に、今、数字の読み方を覚えさせよう!!と取り組んでいる。
太郎は1から10までは数えられるものの、数字はまだ読めない。
なぜ、数字が読めるようになって欲しいかというと、数字が読めたら、日常でも、遊びでも、学習でも、何かと便利だから。(という単純な理由)
例えば、
レゴを組み立てるときに、説明所にx2と書いてあったら、2個必要だということが、自分で見て分かるようになるし…
ひらがなの書き順の数字を書いてやれば、自分でどこを最初に書くのか分かるようになるし…
絵本で数字が出てきたら、自分で読めるようになる。
「数字の学習」で思いつくのはなんといっても、Color by numbers。
直訳すると「数字で塗り絵」。
塗り絵の中に、たくさん数字が書いてあり、枠外に、各数字に色の名前が書いてある。
例えば、枠外に「1あかいろ 2あおいろ 3みどり」…と書いてあれば、、絵の中の1と書いてある場所には赤色を塗り、2と書いてある場所には青色を塗るという具合。
春子の学校でも、このcolor by numbersのプリントは多用されていて、春子も大好き!
そして、アルファベットを学習している時には、この数字の部分が、アルファベットになったり、単語を学習している時は、単語になったり、音楽の時間には音楽記号になったり、足し算や引き算になって、その答えによって色を変えるという感じに、応用して使われている。
楽しみながら学べる、というのが素晴らしい!と思う。
ところで、このcolor by numbersは、日本語では一般的に何と呼ばれるものなのか???
数字パズルとか、数字塗り絵?かな?
検索してみると、日本語のサイトでも、いくらか見つかるものの、英語でcolor by numbersと検索して出て来る量とは比べ物にならないほど少ない。
英語のサイトだと、簡単なものから、複雑なものまで、それはそれは大量に見つかる。
日本語だとあまり選択肢がないので、いつも英語のものを印刷しては、ひらがなを添え書きしている。(太郎はまだ英語はほとんど読めない)
ただ、この塗り絵をする前に、まずは色の名前を覚えて欲しい…と思い、塗り絵の中に、ひらがなで色の名前を書き込んで、枠外に「あか●」「あお●」「みどり●」などと色が分かるように書いたものを、先月は、毎日毎日作ってやった。
すると…なんと、一週間もしないうちに、どうしても覚えられなかった色の名前が覚えられた!!!
色を塗るときに「あ・か。あか~!」と読んで、赤いクレヨンを探す。
赤いクレヨンを手に持って、同じ「あか」と書かれた場所を探す。
「あか」と書かれた場所を、赤色で塗る。
という3つの作業によって、色と色の名前が結びついたらしい。
ついに、「消防車の色」「トラクターの色」「バナナの色」「海の色」「バイキングズの色」という色の呼び方を卒業…。
ちょっと寂しいけど…学びと成長の証。
色の名前が覚えられたら、今度は数字にとりかかろう!と、毎日この「color by numbers」を印刷したり、私が作ったり…しているところ。
その結果、以前は、1と4の区別がつかなかったのだけど、最近は区別がつくようになってきた。
数字の形をしっかりと覚えたら、今度は読み方を「いち」「に」「さん」という具合に、塗り絵の中に書いてみようかな?と考え中。
こうなると、インターネットで探すよりも、自分で作った方が、手っ取り早い。
とまぁ、がつがつした教育ママみたいに聞こえるかもしれないけれど、実際は、かなりゆるゆるとした感じで、太郎の気分が向いた時だけ取り組んでいる。
今日の写真は、太郎がお絵かきをしている傍で、私が鳥のcolor by numbersを作っていると、すかさず「鳥さんをかいているの?」と興味を示してきたので、「そうよ~。もうちょっとでできるよ~。」と返事をすると、太郎は「ミミズもかいて」という。
私が「ミミズ?」と聞き返すと
太郎「ここにかいて」と、鳥のくちばしを指さす。
なるほど…鳥はミミズを食べるから、ミミズをかいて欲しいってことね。
くちばしに、ミミズをかいてやると、太郎は「うん、大好き!」と笑顔になってくれた。