クロスカントリースキー用の、トラック(ski tracks) |
日曜日の午前中は、サブローさんと私とで手分けして雪かき。
サブローさんは、歩道・裏庭のコンクリートの箇所・ご車庫の周りの広い範囲を雪かき機(Snow blower)で雪かき。
私は、家の前の階段・玄関前のコンクリートの箇所・雪かき機の届かない場所を、雪かき用のショベルで雪かき。
雪かき後のすっきりした歩道 |
雪かきは、いい運動になるし、何よりも、雪かきすればするほど、きれいさっぱりと目に見えて片付いていくのが、気持ちいい。
しかも、気温は雪が解けない程度の-3~-1℃(華氏27~30℃)で、外で体を動かすと暑くさえ感じるほどで、風もなく過ごしやすい。
サブローさん曰く「冬のミネソタの最高の天気」
雪はサラサラ雪なので、雪だるまは作れないけれど、裏庭に雪で迷路や階段を作ってやると、春子と太郎は大喜び。
そのあと、サブローさんと子供たちは、近くの広場の斜面でそり滑り。
午後からは、近くの広場でクロスカントリースキー。
今回は、太郎が行きたくないというので、まずサブローさんが一人でしばらく滑ってski track(滑るための溝)を作ってくれ、サブローさんと入れ替わりに、私と春子が滑ってきた。
春子と一緒に記念撮影。 |
サブローさんが仕事の後にほぼ毎日、クロスカントリースキーをしに行く湖では、機械を使ってこの「溝」がきれいに作られていて、とても快適に滑ることができるらしい。
我が家の近くの広場には、機械で作った「溝」はないのだけど、サブローさんが作ってくれた「溝」を辿って、春子と一緒に、一歩一歩、前へ前へと進んでいく。
小さな広場なので、あっという間に一周でき、同じ「溝」をぐるぐるぐると何度も繰り返したどっていく。
繰り返すうちに、少しずつ体が慣れて来ていて、一か所だけある短い下り坂でも、春子も転ぶことなく楽しく滑り降りることができるようになった。
繰り返し繰り返し。
一歩一歩、前へ前へ。
同じところを同じ様にたどっているようでも、難しかったことが少しずつできるようになってくる。
できるようになってくると、楽しさも増してくる。
楽しみながら、繰り返し。繰り返し。
楽しさが増してくると、自然に、またやりたい!となる。
そして、体力もついて運動にもなっていると思うと、満足度は高い。
満足度が高いと、ますます、やりたい!となる。
黙々と、クロスカントリスキーをしていると、今年再開すると決めた、読書のことが頭に浮かんできた。
それは、毎日、小さな隙間時間を見つけては、読み進め、今まで読む時間が作れなかったのが嘘の様に、今年すでに2冊目を読んでいる。
読書は好きなので、続けることの難易度は低いとはいえ、「次のページが気になる。続きが読みたい」と思える本に出会って一旦読み始めると、隙間時間の見つけ方が断然うまくなる。
そして、読書は、読む本によっては「知識」も得られ、さらに、「脳の運動」だと思うと、これもまた、ますます満足度が高い。
「楽しい」
「続きが気になる」
「知識」が得られる
これは、毎日、洗い物をする時にヘッドホンで聞く英語も、まさにそう。
英語の勉強を少し再開しなくては…と思って始めたことだけど、聞くのは、「いかにも学習」という感じのものではなく、気になるニュースや興味深いストーリー。
そして、夜寝る前に、少しだけ開く英語の雑誌も、自分の興味のある記事だけを選んで読んで、ときどき気になる単語を辞書で調べてみたり…。
これが断然、長続きする。(私の場合)
少し前にコメントでいただいた、映画や英語で読書も、同じで、続けるにはもってこいだと思う。
もちろん、語学学習の初期段階では、「いかにも学習」というものも、日本語との共通点や相違点がとても興味深く、全てが新しい世界で、どきどきわくわく、楽しく、もっともっとと思えることも多いけれど…その先を、どう継続していくか…が、語学研究を専門としない私のような一般人には難しいところ。。。
インターネットの発達した今では、文法の説明・例文・日常会話・単語などが多くあり、手軽に聞けたり、読めたりするけれど、どうも「楽しい」「続きが気になる」とはなり難い。。。。(私の場合)
そこで、まずは、学習効率などは敢えて気にせず、ともかくゼロではなく、毎日のほんの一歩を、「楽しみながら」「もっと知りたい、もっとやりたい」という思いで、自然に繰り返していくことで、何か変化が生まれる……と思っている。
たとえ英語力が目まぐるしく上がらなくても、ニュース・ストーリー・雑誌・新聞記事・映画・読書などから得られる「知識」は、自分の人生に役立つだろうし、日本語でも英語でも、誰かと会話をする時にも、きっと役立つはず!
目の前に続く、スキートラックを眺め、こんなことを漠然と考えながら、クロスカントリースキーを滑らせる。
一歩一歩。
前へ前へ。
今年の目標でもある、運動と読書と英語の継続。
この3つは、共通点も多く、実はとても似ている。。。。