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2021年1月25日

スキートラック。Ski Tracks

クロスカントリースキー用の、トラック(ski tracks)
週末、少しばかり雪が降った。

日曜日の午前中は、サブローさんと私とで手分けして雪かき

サブローさんは、歩道・裏庭のコンクリートの箇所・ご車庫の周りの広い範囲を雪かき機(Snow blower)で雪かき。
私は、家の前の階段・玄関前のコンクリートの箇所・雪かき機の届かない場所を、雪かき用のショベルで雪かき。

雪かき後のすっきりした歩道

雪かきは、いい運動になるし、何よりも、雪かきすればするほど、きれいさっぱりと目に見えて片付いていくのが、気持ちいい。

しかも、気温は雪が解けない程度の-3~-1℃(華氏27~30℃)で、外で体を動かすと暑くさえ感じるほどで、風もなく過ごしやすい。

サブローさん曰く「冬のミネソタの最高の天気

雪はサラサラ雪なので、雪だるまは作れないけれど、裏庭に雪で迷路や階段を作ってやると、春子と太郎は大喜び。

そのあと、サブローさんと子供たちは、近くの広場の斜面でそり滑り

午後からは、近くの広場でクロスカントリースキー
今回は、太郎が行きたくないというので、まずサブローさんが一人でしばらく滑ってski track(滑るための溝)を作ってくれ、サブローさんと入れ替わりに、私と春子が滑ってきた。

春子と一緒に記念撮影。

このski track:スキートラックというのは、クロスカントリースキーで滑るために、スキー板の幅に合わせて雪で作った溝。特になくても滑ることはできるものの、あるとスキー板がそれ以上埋まって行くこともなく、横滑りすることもなく、確かに滑りやすい。

サブローさんが仕事の後にほぼ毎日、クロスカントリースキーをしに行く湖では、機械を使ってこの「溝」がきれいに作られていて、とても快適に滑ることができるらしい。

我が家の近くの広場には、機械で作った「溝」はないのだけど、サブローさんが作ってくれた「溝」を辿って、春子と一緒に、一歩一歩前へ前へと進んでいく。

小さな広場なので、あっという間に一周でき、同じ「溝」をぐるぐるぐると何度も繰り返したどっていく。

繰り返すうちに、少しずつ体が慣れて来ていて、一か所だけある短い下り坂でも、春子も転ぶことなく楽しく滑り降りることができるようになった。

繰り返し繰り返し。

一歩一歩、前へ前へ。

同じところを同じ様にたどっているようでも、難しかったことが少しずつできるようになってくる。

できるようになってくると、楽しさも増してくる。

楽しみながら、繰り返し。繰り返し
楽しさが増してくると、自然に、またやりたい!となる。
そして、体力もついて運動にもなっていると思うと、満足度は高い
満足度が高いと、ますます、やりたい!となる。

黙々と、クロスカントリスキーをしていると、今年再開すると決めた、読書のことが頭に浮かんできた。

それは、毎日、小さな隙間時間を見つけては、読み進め、今まで読む時間が作れなかったのが嘘の様に、今年すでに2冊目を読んでいる。
読書は好きなので、続けることの難易度は低いとはいえ、「次のページが気になる。続きが読みたい」と思える本に出会って一旦読み始めると、隙間時間の見つけ方が断然うまくなる。
そして、読書は、読む本によっては「知識」も得られ、さらに、「脳の運動」だと思うと、これもまた、ますます満足度が高い

「楽しい」
「続きが気になる」
「知識」が得られる
これは、毎日、洗い物をする時にヘッドホンで聞く英語も、まさにそう。

英語の勉強を少し再開しなくては…と思って始めたことだけど、聞くのは、「いかにも学習」という感じのものではなく、気になるニュース興味深いストーリー
そして、夜寝る前に、少しだけ開く英語の雑誌も、自分の興味のある記事だけを選んで読んで、ときどき気になる単語を辞書で調べてみたり…。

これが断然、長続きする。(私の場合)
少し前にコメントでいただいた、映画英語で読書も、同じで、続けるにはもってこいだと思う。

もちろん、語学学習の初期段階では、「いかにも学習」というものも、日本語との共通点や相違点がとても興味深く、全てが新しい世界で、どきどきわくわく、楽しく、もっともっとと思えることも多いけれど…その先を、どう継続していくか…が、語学研究を専門としない私のような一般人には難しいところ。。。

インターネットの発達した今では、文法の説明・例文・日常会話・単語などが多くあり、手軽に聞けたり、読めたりするけれど、どうも「楽しい」「続きが気になる」とはなり難い。。。。(私の場合)

そこで、まずは、学習効率などは敢えて気にせず、ともかくゼロではなく、毎日のほんの一歩を、「楽しみながら」「もっと知りたい、もっとやりたい」という思いで、自然に繰り返していくことで、何か変化が生まれる……と思っている。

たとえ英語力が目まぐるしく上がらなくても、ニュース・ストーリー・雑誌・新聞記事・映画・読書などから得られる「知識」は、自分の人生に役立つだろうし、日本語でも英語でも、誰かと会話をする時にも、きっと役立つはず!

目の前に続く、スキートラックを眺め、こんなことを漠然と考えながら、クロスカントリースキーを滑らせる。

一歩一歩。
前へ前へ。

今年の目標でもある、運動と読書と英語の継続
この3つは、共通点も多く、実はとても似ている。。。。

4 件のコメント:

  1. 匿名1/25/2021

    まっきぃです。
    三日坊主の私には、
    とても勉強になるお言葉。

    毎日ほんの少し、
    楽しかった、またやりたい!
    が継続のカギ♪

    そうですね~
    最初は「やるぞー!」って
    すごい気合い入れちゃうんですけど、
    だんだん気力が続かなくなって・・・

    ほんの少しずつ・・・が
    いいんですね~

    誰かのためでなく、
    自分の達成感というところも
    大事なんでしょうね~

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  2. まっきぃさん
    まさにそうですね!
    「誰かのためでなく、自分の達成感」が大事。
    一歩一歩に、自分自身が達成感を味わえたなら、きっと長い道のりも歩いて行けるって思います。という私も、この日記に書いて、自分自身を鼓舞しているんですけどね。
    自分の一歩が、人から見て、どうとかは関係なく、人と比べてどうとかでもなく、自分が自分の足で、一歩踏みしめたかどうかってことですね。
    何もしなければ、ゼロのままですが、ほんの少しでも、確かな一歩!!

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  3. クロスカントリースキーはやった事ないんですが、我が家の庭でそり滑りを何度かして、そり滑りも最初にある程度道筋(溝)を付けないと気持ち良く滑らないんだと、この冬に初めて学びました。(笑)

    英語学習のお話、本当にそうですね。英語学習だけじゃなくて、やっぱり「好きこそものの上手なれ」という言葉はまさにその通りで、好きなものと学びたい事を上手く結びつけると無理なく長く、「やらなくちゃ」ではなく「やりたい」という気持ちで続けていけそうですね。

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  4. Hit-chan
    そうですね。雪国の常識の中には、意外と知らないことってたくさんあるんですよね(笑)
    それから、なんでも続けていくって、まさに「やらなくちゃ」ではなく、「やりたい」という気持ちが大切って、、、学生時代に気づいていたら、もっともっと苦手科目を楽しめたかもしれませんが、こういうことに気づくのって、たいてい大人になってからなんでしょうね~。
    すっかり大人になった今、いろいろ楽しみながら、やりたいことをどんどん増やして、学び続けたいですねっ!

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