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2020年8月6日

ミネオパクリーク合流点。Confluence-Minneopa State Park


ミネオパ州立公園内のミネオパの滝(Minneopa Falls)を見学した後は、バイソン見学をして、そのあとは、滝を通過したミネオパクリーク(Minneopa Creek)の行く末を確認!

滝のある場所から車で5分のMinneopa Creek confluence Trailの入り口の駐車場に移動。
Confluenceは「合流」という意味。

このトレイルは、0.4マイル(0.6kmほど)の、未舗装の小道。
州立公園のall season mapには載っているけれど、グーグルマップには載っていない小道。
(もうすぐ4歳の太郎も抱っこ不要)

私たちの家族以外に誰にも会わないまま、細い下り坂を歩いて行くと、いつの間にかトレイルはミネオパクリークと平行になっていて、少し離れたところにミネオパクリークの流れが見える。
やがて目の前に、州立公園内を横切っている線路が見えてくる。
写真中央の橋が、鉄橋。(ちょっと見えにくいけど…)

そう、この線路こそが、あのテントで春子を悩ませた貨物列車が走っていったところ。

線路の下が遊歩道の続きになっていて、線路の下をくぐっていくと、明るく開けたところに出る。

そこが、ミネオパクリークの終点
ミネオパクリークの、ミネソタ川(Minnesota River)への合流点

この合流点の少し先で、このミネソタ川は、北上を始め、ミネアポリス・セントポール国際空港の傍にあるフォートスネリング州立公園内で、ミシシッピ川に合流する。
ミネオパクリークとミネソタ川との合流点(冒頭の写真と同じ)

たたみ4畳ほどの広さの空き地で、上から川を見下ろす形で、周りは絶壁なわけだけど、アメリカの州立公園らしく、フェンスもロープも何もない。

そんなところを太郎が走り回るので、私はひやひやしっぱなし。
ともかくどこかに落ち着いて座らせたい…と思い、「おやつの時間にしよう!」と提案。

傍にあった枯れ木の丸太の上に4人並んで腰かけて、おやつを食べながら、ミネオパクリークの水が、いろいろな方向に淀みながらも、ミネソタ川になって、ゆっくりと流れていく様子を眺める。


1905年(明治38年)に設立されたこのミネオパ州立公園

ミネオパの滝を一目見ようと、大勢の観光客でにぎわった当時、このミネソタ川を蒸気で動く外輪船(steam powered paddle boat)に乗ってくる観光客もいたらしい。

船を降りた観光客は、ミネオパクリークの土手に沿ってミネオパの滝まで歩いたという。
この合流点から滝まで歩くと、たぶん歩くと約20分~25分程の道のり。

どこに当時の船は到着したのだろう?
当時の人々は、私たちが歩いてきた小道と同じ道を歩いたのだろうか?

当時の人たちは、今のように短パンにTシャツという姿ではなく、よそ行きの身なりを整えて、スーツやドレスでしゃれた帽子や日傘で歩いたのだろうか?

きっと、おやつは滝に到着してから!と思って、途中で丸太に座っておやつを食べたりすることはなかったんだろうなぁ…。

おやつの後は、今度はまた同じ小道を登って行く。
その途中で、こんな花を発見。
ピンボケだけど…。

調べてみたらAmerican bellflower(Campanulastrum americanum:カンパニュラアメリカーナ)という花らしい。(参考:minnesotawildflowers(外部リンク))

ミネソタ州内では、州南部で見られる花。
まさに、この州立公園は州南部。

そして、在来種(Native)!
ここのところ、かわいい花~と思って花の名前を調べる度に、「外来種!直ちに引っこ抜け!」だのと書いてあることが続いていたけれど、やっと在来種に出会えた。。。

生育環境は、川の土手など、湿気の多い場所を好む。
開花は、7月~9月。
花の色は、中心部に白い輪のついた青色。
高さは、3~6フィート(36センチ~72センチ)

100年前に観光に来た人々も、この花を見て、足を止めただろうか? 


ミネオパ州立公園(Minneopa State Park)の詳細はこちら。(外部リンク)
「ミネソタの楽しみ方」はこちら

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