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2020年4月15日

文房具ポエム。Stationery Poem



さて、、、春子のオンラインラーニング
オンラインラーニング
オンライン授業
オンラインクラス
ディスタンスラーニング
といろいろ言い方がありますが、「オンラインラーニング」と呼ぶこととします。

昨日から、詩を作る課題が出ています。
が、これがなかなか難しい。


先生からの説明

・言葉やフレーズを繰り返す(repeating)
感情・気持ち・考え(feeling/emotion,idea)
的確な(precise)な言葉を選ぶ

・身近な文房具を題材にする
・物が「見る」「聞く」「においをかぐ」「感じる」ことを表す。
・物は、何に似ているか?考えてみる

先生からは、例となる詩が一つ紹介され、「はい!詩を作って提出してくださ~い」

…通常なら、授業中に、段階を追って、少しずつ詩のイメージや形を作り上げていくのだろうけれど、、、その部分は省略されてしまっている。=本人と家庭に委ねられている

さっそく、春子が作ってみると、どうしても物の説明になってしまい、主語・述語のある「作文」になってしまう。

普段は、完成した文をつくる、ピリオドを忘れないように、と、言われているのに、主語はなくてもいい、ピリオドもなくてもいい、文の途中で、改行してもいい。
と横から、私にいろいろ注文を付けられる気の毒な春子。。。

ルールとも言えない、センスと響きという「感覚」を使って、自由に言葉を並べていい、未知の暗黙の了解がいきなり登場して、戸惑う春子。。。。

そりゃそうだよね。

では、私も一緒に作ってみよう
親が挑戦せずに、子供にだけ挑戦しろというのは確かに理不尽。

が、、、、これがまた、急に作れと言われても、なかなか難しい

まずは、前に完全家庭学習期間だった時に、春子と一緒にやった五感の詩」のアイディアを活用。
まず、
視覚 I see.... 見る
聴覚 I hear... 聞く
嗅覚 I smell... におう・かおる
触覚 I feel... 感じる
味覚 I taste... 味わう
これに当てはめて、文を作ってみる。
全部ではなくても、五感のうち三つくらい。

では始めてみましょう。

私の場合・・・
1、題材を選ぶ
身近な文房具…ということで、題は「はさみ/Scissors」に決定。

2、選んだ題材を何かに例えると…
ワニ(Crocodile)かな?

3、五感の詩のアイディアを活用して、簡単な文を作る
I see silver shiny teeth.
I hear snip snap.
I feel sharp and cold.
これくらいでいいかな?

無理やり日本語にもしてみましょう。。。

銀色の輝く歯が見える
ちょきちょきという音が聞こえる
鋭くて冷い感じ

4、さっきのたとえと、このI see...等の部分を取り外して、並べて書いてみる。
Crocodile
Silver shiny teeth
Snip snap
Sharp and Cold

なかなかいい感じ。
これも日本語にしてみましょう。

ワニ
銀色の輝く歯
ちょきちょき
鋭く冷たい

5、イメージを頭に思い描きながら、肉付けしていく

できあがった詩がこちら。。。


Scissors
A tiny crocodile
Silver shiny teeth
Sharp cold teeth
Hungry, Hungry
Looking for a prey
Found a piece of paper
Snip snap, snip snap
Dance, dance, dance
Let's make confetti!

日本語にしてみました。


はさみ
小さなワニ
銀色 きらきらの歯
鋭く 冷たい 歯
はらへった~ はらへった~
えものはどこだ
紙だ!
ちょきちょき ちょきちょき
ランランラン
紙吹雪~!

…うーん、英語で組み立てた詩は、やはり、英語の方がしっくりと合いますが、直訳ではなく、かなり意訳してみました。

こちら、春子の場合。
1、題名は「Glue(糊)」
2、例えると、、、Sticky white jam (べたべたした白いジャム)
五感の詩を利用して・・・
I see Cylinder.
I hear cap sound.
I feel sticky.
円柱が見える。
フタの音が聞こえる。
べたべたしている。

3、いろいろ省いて、並べて書いてみる。
Sticky white jam
Cylinder
Cap sound
Sticky
べたべたの白いジャム
円柱
フタの音
べたべた 

4、説明する言葉を違う言葉に置き換えたり、肉付けしていく。

できあがった詩はこちら
Glue
Stikey white jam
Sitting in the cylinder
take off the hat
Give paper and paper a little hug
Put on the hat
Stickey white jam
Sitting in the cylinder

のり
べたべた 白いジャム
円柱の中にすわってる
ぼうしを脱ぐよ
 紙と紙が 手をつなぐお手伝い
ぼうしをかぶるよ
べたべた 白いジャム
円柱の中にすわってる

やってみると、面白いですね~。
なんだか達成感さえあります。

そして今日もまた、何やら詩の課題が来ています。。。
午後からまた春子と一緒に頑張りま~す。

4 件のコメント:

  1. とっても良い詩ができた!すてきだなあ!!
    私は英語の詩の書き方がまるでピンとこないので、どうしようと思ってました。
    なるほど、こういう風にやるわけね。賢い。

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  2. モリヒロさん
    ありがとうございます~!
    今週も引き続き、詩の課題が出るということで、親も一緒に学んでます(笑)
    課題のおかげで、娘も私も、詩を書く面白さを実感したので、明日の朝、課題を見るのがとても楽しみ。
    自分の作った詩は、愛着湧きますね。


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  3. ヨッシー4/21/2020

    私は上の孫の時、新しい自転車が来て、初乗りの時、並走しながら、その時彼女が口にする言葉をその場で録音して、後から字に直して、詩として書かせたことがあります。どこかの賞に入ったりして、皆んなビックリしました。新鮮な生の感動。これがいちばんいいのかも。それ以後、子供ならではの言葉は逃さず、書き留めるようにしてます。絵でも詩でも子供の感性には大人は勝てませんね。悔しいけどねー。

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  4. ヨッシーさん。口にする言葉をその場で録音して、詩にする!素敵ですね!!
    生まれて初めて何かを経験する時の言葉というのは、一生に一度でもあり、とても思い出になりますね。大人は、もうなかなか新しい経験って、探さないと見つかりませんしね(笑)

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