私が夕食を作っている間に、春子と太郎が、タンポポと、青い小さなお花を、摘んできてくれたので、小さなガラスの小瓶に生けました。
高さ5cm、直径2cmほどの、本当に小さな小瓶です。
タンポポは上を向いていて、青いお花は下を向いているので、上から撮ったら、当然ながら、青い花の背中しか見えない写真が出来上がりましたが…。まぁ、いいことにします。
この青い小さなお花は、実は元々は隣の家の庭に植えてあるもので、ここ数年は、ちらほらと、隣家と我が家の敷地の境目辺りにも生えてくるようになりました。
隣の家の庭には、毎年たくさん生えてくるのですが、何度も隣の住人が代わり、今住んでいる人は、庭の草花には全く興味ないらしく、いつも芝刈り機できれいさっぱり刈り取ってしまいます。
それでも、全く負けることなく、ミネソタの厳しい冬も難なく越して、毎年この時期には、たくさんの花を楽しませてくれます。
青い小さな花が、とてもかわいいので、我が家の敷地に生えてきたものを掘り出して、裏庭に植え替えて増やしたいなーと思っているうちに気が付くと花が終わっていて、どこにあるのか分からなくなってしまいます。
何という名前の花だったかな?
確か、ずーっと前にこの花のことを日記に書いた時に、読んだ方が名前を教えてくれたはず!と思って、探してみました。
名前は、
Siberian Squill(シベリアン スクイル)
別名Scilla siberica(シラー シベリカ)
さらに検索して、説明を見つけました。(参考:こちら外部リンク)
小さくて、青くて、かわいいな~と思いながら、よくよく説明を読んでいると……
どうやらやっかいもの扱いされているらしい。。。。
「とても丈夫で寒さに強く、取り除くのも大変で、根を切ってもまた芽を出して」…とまぁ、要は手に負えないってことが長々と書いてあって、やっかいものの外来種なんだそうな…。
Invasive - ERADICATE!(侵略的外来種なので、根こそぎ引き抜け!)とあり、、、
さらに説明の一番最後にも
Please, all you gardeners out there: stop planting this
(出典:https://www.minnesotawildflowers.info)
「皆さん、この植物を植えるのをやめてください」って書いてある。。。
なんだか悲しいなぁ。。
かわいい花なんだけど…。
仕方ない、、、庭に植えるのはやめにしようかな。
ちなみに、青い花を庭に植えたかったら、代わりにこちらの在来種がおすすめだそうですよ。
イトシャジン (Harebell)
フロックス (Blue phlox)
ミスミソウ (Hepatica)
よく考えたら、タンポポもアメリカでは嫌われ者。。。。
つまり、今日の写真は、どちらも嫌われ者の花ってことですね(苦笑)
……たとえ嫌われ者でも、春子と太郎が摘んできてくれた花。
私にとっては、それだけでもう特別な花。
そして、純粋に「花」として眺めると、やっぱりどちらもかわいいお花。
しばららく食卓に飾って、楽しみます♪
小さくても、家の中にお花があるって、うれしい。