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2020年5月1日

小さな本作り。Small Handmade Books

自宅待機命令が出て以来、地下は、サブローさんの仕事場。

地下の階段を降りてすぐのところに、パソコンのカメラの視線があるため、サブローさんがオンラインミーティングやらなにやらやっている間は、基本的に地下に行けない日々。

地下の一部は、私の趣味の空間でもあり、必要な道具や材料一式が置いてある。

さらに親戚で集まるパーティー自体がないことと、時間もあまりないこともあって、最近カード作りも、手作りも、すっかりご無沙汰

でも、詩やアートの課題を、春子と一緒にしていることで、「創作意欲」?はある程度満たされている。

とはいえ、地下の趣味の小物たちが、1階のテーブルの周りに集まってきた。。。

色鉛筆・クレヨン・はさみ・のりなどは、春子や太郎が日常的に使うので、いつもテーブル横の棚に置いてある。
そして、いつの間にやら、カッターナイフや、カッターナイフ用の下敷き、30センチのものさしなど、私しか使わない小物たちも、だんだんと地下から上がってきた。

あとは材料とその気さえあれば、何か作れる。。。。

そんな中、春子の理科の課題で、

1、オンラインで理科の動画を見る
2、動画を見て学んだことを書く
3、書いたことを読んで録音
4、提出
というのが毎週ある。

この課題がなかなか、準備期間が少なかったオンラインラーニングを物語るもので…。
先生は、一生懸命に、学習できそうな映像を探してくださったったのだと思う。
でも、やはり、「先生」の授業ではない。。。
これは誰がよい悪いではなく、、仕方のないこと

理科の動画の内容には、、、、小1向けとは思えないこともたくさんある。
私が習ったのはいつだろう?中学?それとも高校?
でも、ここはアメリカ、そんな「範囲」にはとらわれる必要はないのかもしれない。
とはいえ、、、、なかなか難しいことがたくさん出て来る。

難しいことを、簡単な言葉で長々と書いてあるものの、正直言って、1度や2度繰り返してビデオを見たところで、6歳が「説明」を理解し、「学習」しているとは思えない。
ましてや、「学んだことをまとめて書く」…

うーん…。

確かに子供たちは退屈することなく、喜んで動画を見るだろうと思う。
現に、3歳の太郎も、何度見せてもとてもうれしそうに見ている。

楽しく軽快な音楽
色鮮やかな画面
次々に変わっていく画面

でも、それらに気を取られて、肝心の部分の印象が…薄い。


これが図書館で借りてきた本だったら・・・

全く同じ内容でも、きっと本好きの春子は繰り返し繰り返し読んで、好きなページは何度も眺めて、親である私たちも、本のページをめくりながら、春子の反応をうかがって、言葉を添えることだってできる。

でも、同じ要領で、動画を何度も一緒に見て、動画を途中で止めながら説明しても、どうにも反応が薄い。同じことをしているのに、何が違うんだろう。。。

音楽が流れたり、流れるように続いている動画を、途中で止めてしまうと、ただただつまらないものになるから?続け見てこそ楽しめるから?次の画像が気になって、説明に集中できないから?

ともかく、動画を5回続けてみても、課題の2番目「動画を見て学んだことを書く」が全く進まない…。

これは、、、、やはり「これが本だったら」を試してみない手はない!

とりあえず、課題の2番は、動画の文章を書き写して、終わらせ、それから試しに春子に言ってみた。

これ、お母さんが、本にしてあげよっか?

本好きの春子は目を輝かせて「うん!!」


ということで、小さな本づくりが始まった。

一緒に何度も見た(けど頭に入らなかった)理科の動画から、言葉だけをワードに書き写し、ついでに日本語にも翻訳。…ふふふ、日本語学習にも活用できて一石二鳥。
次にページを配分して印刷。
空間に絵を入れていく。

春子が好きそうな、鮮やかでかわいい絵がいいかな?

最後は、和綴じの「康煕(こうき)綴じ」で、綴ってできあがり。
ちょうど大人の手の大きさの、小さな本ができあがり。

1冊目は「Seed Germination / 発芽(はつが)」
2冊目は「The Parts of a Plant / 植物(しょくぶつ)のしくみ」

今、3冊目の「All the Colors of Rainbow (written by Allan Fowler) / にじの色(いろ)」を作っているところ。


これが・・・・・・また・・・・・・実のところ、もう…楽しくて。楽しくて…。

春子のために!
学習のために!
という「名目で」、、完全に私の趣味の世界と化しておりまして…
かなり、、、、、楽しんでおります。

小さな本づくり。
次の「課題」が、楽しみです。

4 件のコメント:

  1. ヨッシー5/01/2020

    こちらの中学生もオンライン学習の説明を受けて、実践される事になりました。わたしと中学2年生と一緒に何とか理解して、うまくつなげて、学習準備ができました。やはり同じ体験をしてみてわかりました。tacoさんが慣れるまで大変だったろうなあと。今日の日記を読んでも、そちらの様子がよ〜くわかります。発芽、植物の仕組みなどは、2年、3年生くらいで学習する事だから、春子ちゃんの反応は当たり前で。それよりtacoさんの作品の方が素晴らしいですね。いつも感心してます。

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  2. ヨッシーさん
    おお、いよいよそちらも、オンライン学習が実施されることとなりましたか!中学生なら、慣れれば自力でできるようになると思うので、慣れるまでの辛抱ですね。
    大変ですが、大変なことも、不慣れなことも、すべてとてもいい経験になると思います。
    お互い頑張りましょう!
    ところで、日本では発芽や植物の仕組みは、2、3年生の学習なのですね。こちらは、どこまでが、求められているのかが、とても不明瞭で、、、、親も戸惑います。掘り下げればきりがありませんからね。でも、子供の興味が保てそうなところで、顔色をうかがいながら、切り上げることにしています。

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  3. チーター5/03/2020

    春子のため 学習のためとは言うけれど少しやりすぎ  長く続きそうな今の事態もう少し何事にものんびりのんびりと 私独り言   
    でも安心しました かなり親も子供達もこの小さな本づくりのように 楽しんでしているようす これが1番 毎日ゆったり過ごしてくださいね

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  4. ヨッシー5/03/2020

    2年生はヒマワリを植えて1年生の時のアサガオと比べて双葉と本番の形の違いや、支柱がいるいらないや、花の数、形の違いなどがくしゅうします。発芽といってもその程度。4年生で、ヘチマを植え、雄花雌花を学習、5年生で、本格的に、発芽の3条件を実験しながら学習します。だから、低学年の発芽は水をあげて、日当たりの良い場所で育てると発芽も成長もはやいよね。双葉の形も本場の形も出方も違うなあ。なんて程度です。

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