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2020年5月17日

あいうえおボール遊び。

太郎3歳
ひらがなにとても興味を示しているものの、どうにもなかなか覚えられない。

春子は、絵のついたあいうえお表を壁に貼った途端に、一気にひらがなを覚えたものの、太郎の場合は、ひらがな表では、どうもあまり効果がない。

ただ、ひらがなの形の認識はできていて、ひらがなを見せて、同じひらがなを探させれば、間違いなく探せる。

つまり、次は、ひらがなの形と、読み方がつながればいいということ。

ということで、ボール遊び大好きの太郎のために、考え出したのが、こちら。

「あいうえおボール遊び」!

1、箱
小さめの箱を3~5箱、準備

2、箱に貼る紙
紙を半分に折り、左側にひらがな1つを書く。
右側に、そのひらがなから始まるものの絵を描く。
いろいろなひらがなで、数枚作る。
(写真で使用しているのは、こちらを利用して印刷したもの)

3、箱に紙をつける。
箱に、2で作った紙をクリップで止める。
最初は、ひらがなと絵の両方が見えるようにする。
慣れてきたら、絵をかくして、ひらがなだけが見えるようにする。

4、ボールを投げて箱に入れる
我が家は、春子と太郎と私が、順番でやっています。

5、ひらがなを言う
ボールが箱に入ったら、その箱に貼ってあるひらがなを、声に出して言う。

このボール遊び、これから漢字を覚えていかなければならない春子にも使えそうな遊び。。。

海外に暮らす子供たちにとって、一番足りないのは、日本語の文字を見る機会

読んだり書いたりする前に、まずは、日本語の文字を、視覚にどんどん入れること!と私は信じている。。。

そのために、一緒に日本語書かれた絵本を見ながら、読み聞かせをする。
遊びの中で日本語の文字に触れられるように、頭をひねる…。

日本から離れて住んでいると、たとえ日本語を日常的に話している家庭でも、子供たちが、ひらがなを読めない、ひらがなが書けないということは、ごく普通にある自然なこと

それなりの年齢になってくれば、「自然に身につく」というものではない。。。。

そして、外国語を使う機会が多く、外国語がどんどん堪能になっていく子供たちが、日本語を嫌いにならないように、どうにか日本語って楽しい!と思っていてくれるように願う。。。

日本人である私にとっては、私に日本語で話してくれるだけで、もうじゅうぶん嬉しいけど、少しでも読んだり書いたりできたなら、なお嬉しい

それを実現するためには、やはり、親の工夫と努力は欠かせない、と思う。

といっても、日本語が話せない、読めない、書けない海外在住の子供たちの親が、工夫と努力をしなかったというわけでは決してない。。。

子供は、一人ひとり興味も、性格も、成長の速度も違うし、少し大きくなると子供の意思も出て来るので、親の工夫と努力だけでは、どうにもならないことも多々あるのが現実。

実際に、今の私の心境としては、「一か八か」という感じ。。。

春子は、外で遊ぶのも大好きだけど、家の中で本を読むのも大好きな子供。
太郎は、家でも外でも、ボールで遊んだり、スポーツにもとても興味がある。

姉弟で、性格や興味の対象がとても違っていることからしても、春子がひらがなの読み書きが習得で来たからと言って、太郎がひらがなの読み書きができるようになるかどうかは、本当のところ…分からないし、自信がない

もしかすると、親が工夫と努力をしても、しなくても、あまり関係なくて、子供たちに日本語の読み書きが身についていく場合も、あるのかも?しれないけど、それは、試してみる勇気がない…。

できるときに、できることはやっておきたい、執念深い、私…。

強制ではなく、子供が自然に学んでいけるように、工夫したり…
自然に興味が湧くように、工夫したり…

それでも、子供の興味が持続しなかったら、それはそれでいいと思う。

子供が自分で、興味のあることを見つけてきたら、その興味を大事に育ててやりたいな、と思う。
って、本当にそんなかっこいい親でいられるかは、あまり自信がないのだけど、そうありたいなぁ…と思っている…。