3冊目の、「にじの色」が完成しました。
現地校のオンラインラーニングで見た動画の文字から作った、家庭用の小さな絵本。
その動画のもとになったのはAll the Colors of the Rainbowという、アーラン・ファウラーさん (Allan Fowler)という方が書いた英語の本です。こちらの方、検索すると、子供向けの科学の本をたくさん書かれれております。
Amazonの商品詳細(外部リンク):
by Allan Fowler
私が訳して作った、家庭学習用の手作り本 |
子供向けとはいえ、小学1年生にとっては、なかなか難しいこと満載なのだけど、繰り返し繰り返し読んでいれば、何か記憶に残る部分もあるかもしれない。。。
ま、たとえ全く記憶に残らなくても、私が「趣味の世界」を大いに楽しめたので全く問題ないわけですが…。
さらに、作りながら、今までなんとなく”あやふや”だったことなどが、すっきり頭に入って、定着。
おかげで知識も深まりました。
英語を日本語に訳す作業も、これまた楽しくて、さらに自己満足。
春子は英語の方が強いので、書いてある文字は英語だけで十分なのだけど、英語の方が強いからこそ、敢えて日本語でも読んでもらいたくて、日本語訳もつけました。
いや、…日本語で読んでもらいたいというより、私が日本語で読んでやりたくて…という方が正しいかな?
いや、この「日本語が書いてある本を作る」というのも、私の「趣味の世界」の一部分かもしれません…。(かもしれないではなく、その通り…)
ところで、春子は小さいときから、なぜか虹が大好き。
虹好きだけあって、赤・橙・黃・緑・青・藍・紫(Red・ Orange・ Yellow・Green・ Bule・ Indigo・ Violet)の七色の順番もしっかり覚えている。(ちなみに、英語では色の頭文字を取ってROYGBIV(読み方は【ろいじーびぶ】)と覚えるのだ!とサブローさんが教えてくれました。)
幼い頃、春子に塗り絵をさせれば、動物も人も、風景も、なにもかも全部虹色に塗っていました。
当時、とても神経質で、寛大さに欠けた新米ママ(いまもたいして変わらないけど…)だった私は、口には(たぶん)出さなかったものの、「どうして顔まで虹色に塗るのー???」と思って見ていた記憶があります。。。
が、しかし…
遠い昔の、自分の小学生時代の記憶をたどってみると…
図工の時間に、木でふくろうの壁掛けを作った時、私が塗った色は虹色。
それも、虹色に塗っている最中、
「えーちょっと、そんな色に塗ったらいけんよ」
「もったいないよ」
「ふくろうって、そんな色じゃないよ」
「だいじょうぶ?どうしたん?」
と、周りのクラスメートに散々言わる中、私は「このふくろうには七色しかないのだ」と自信満々で黙々とふくろうの全身を、虹色に塗り、大満足だったのを思い出した。。。。
何でも虹色に塗るのは…「遺伝」?!だったのか??!
ついでに、なぜふくろうにしたのかも、とてもよく覚えている。
それは、電動糸のこぎりという機械を使って壁掛けを作る工作だったから。
生まれて初めて目にする、その「電動糸のこぎり」が、とても危険に思え、とてつもなく恐ろしかったのです。。。
(春子が怖がりで心配性のところも、これまた「遺伝」…かしら?)
できることならどうにかして、あの恐ろしい機械を使わないで済ませたい…
でも、先生は絶対に使って作品を作れという…。
これはこまった…。
私は、どうにかあの恐ろしい機械を使うのを最小限にできるよう、できるだけ長方形の板を複雑に切る必要のないデザインを選ぶことで、もう頭がいっぱい。
そんな時見つけたのが、ふくろう。
図画工作の教科書をパラパラめくっている時に、小さな絵の中に、枝にとまったふくろうが描かれているのを見て、これだ!と思ったのを覚えている。。。(教科書に載っていたふくろうは、茶色だった)
これで、長方形の端だけ少しずつ切り落とすだけでいい…。
そうして完成した「七色(なないろ)のふくろう」
なんと、先生が選んでくださって、市の展示会に出してもらえたのです。
今思えば、選んでくださった先生、すごいね。
大人の常識の目ではなく、アートの目で選んでくださった。。。
感謝です。。
今の私なら、太郎が何をどんな色で塗ろうとも「いいねー」と心から微笑んで眺めていられる。。。
春子が小さい時にも、同じ様に心から微笑んで見守ってやれたらよかったなぁ…と思うけど、過去は変えられないし、あの時は、あの時で、私も一生懸命だったことには変わりないのだから…と思い直す。
私にできることは、これからの春子が、「私の常識」に当てはまらないことをしても、心から微笑んで見守ってやること…。
いざというときに、そうできるよう、いつも、心に遊びを持っておきたい。。。
……できるかな…?
たぶん今も実家にある「七色(なないろ)のふくろう」。
春子にも見せてやろう。
そして、今度写真に撮って帰ろう。