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2009年8月3日

学校。school

ご存知の通り、毎日英会話学校に通っています。
4月から通い始めて、6月の下旬に一週間お休みがあったけれど、7月上旬から再び通っています。
朝、車に自転車を載せて、お義母さんの運転で学校へ行き、昼に自転車で自力で帰ってきます。

私が通っている学校は、community schoolと呼ばれるもので、地域住民のための公立の機関です。
私が受講しているクラスは、英語を母国語としない18歳以上の移民難民のための、ESL または ELL と呼ばれるクラス。

ESLは、English as a Second Languageの略。
英語を母国語としない人のための、第二外国語としての英語。

ELLは、English Language Learnersの略。
英語という言語の学習者。

私はアメリカでは「移民」に該当するので、受講資格があるわけです。
なんと受講料は無料。
またほとんどの教師がボランティアということに驚かされます。
運営資金は主に企業からの寄付および政府の助成金らしく、生徒数・生徒の出席日数等によって、政府から助成金が交付されるようです。

移民難民を常に受け入れ続けているアメリカならではの仕組み。
多くの移民難民は英語が全く話せないまま、アメリカに住み始める現実を考えると、必要不可欠でもあります。
日本にいると、英語を上手に話せないのは日本人だけで、いまや全世界が英語教育に熱心だ、という錯覚を起こすけれど、実はそうではないということを実感する毎日。
日本人のように、実用的かどうかは別にして、全員が義務教育中に外国語を習った経験がある、というのは、私の学校では珍しいようです。
私のクラスメイトは、満足に学校に通えた経験のある人ばかりではなく、経済的な理由、家族の事情、政治的な理由、内戦などが理由で、小学校や中学校に通わなかった、また通えなかった人たちもたくさん。
みんなの生い立ちを聞くと、自分がどれだけ平和な環境に生まれて、それを当たり前のこととして生活してきたかということに、気づかされます。

学校には目的やレベルでクラス分けされていて、私のクラスメイトは約30人。
60%がメキシコ人。
30%がソマリア人。
のこりは、エチオピア人、エルサルバドル人、グアテマラ人など。
今まで実際に見たことも会ったこともなかった国の人たちばかり。
日本人は私一人なので、かなり珍しがられますが、みんなとても親切で、仲良くしてくれます。

この学校生活の様子も、少しずつ日記に書いていきたいと思います。

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