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2013年8月17日

6月のいろいろ5/6-入院中のこと。about June 5/6-Hospital Stay

6月のいろいろは、「可逆性脳血管攣縮症候群Reversible Cerebral Vasoconstriction Syndrome)」というものだったということが判明し、あとは頭痛と血圧が安定するのをICUで待つことになりました。

血圧の薬を診断結果に合った薬(カルシウム拮抗剤、英語名はcalcium channel blocker)に変えたら、血圧と頭痛はあっという間に安定。

それでも常に付きまとっていた軽い頭痛と吐き気も、看護師さんの細やかな対応のおかげで落ち着き、安心して過ごせました。
結局丸2日間ICUに滞在し、3日目の夕方に一般病棟に移って4日目の朝に退院。

入院中は、夫は毎日病院に来て付き添ってくれました。

ICUとは言え、カーテンで仕切られた相部屋だったので、子供が泣いては迷惑になるし、連れて来てもまだ子供を抱いてやったり授乳できる状態ではなかったので、入院中は義姉と義母に家に来てもらって、生後3週間にも満たない子供の世話をしてもらいました。

家族みんな、本当に本当に快く引き受けてくれて、夜遅く夫が病院から自宅に戻るまでの間、交代でずっと面倒を見てくれました。

こんな非常事態では、いつもいつも、夫の家族は一致団結して助けてくれます。
本当に本当に本当に、ありがたいです。。。


ところで、カーテンで仕切られただけの相部屋にも関わらず、2日目に入院してきた隣の患者さんは男性で、しかも夜も昼もいびきが大音量で、お見舞いに来られた人たちは大声で話をするし、テレビは大音量でずっとつけっぱなし・・・・これには困りました。

私は、体調の回復とともに、病室で3時間から4時間ごとに搾乳し、母乳に影響のない薬に切り替わってからは、夫に預けて子供に飲ませてもらっていたのだけど、相部屋のカーテンの継ぎ目が1センチほど開いていて、真ん中をクリップで止めてあるものの、搾乳する度にその隙間が気になって気になって仕方ありませんでした。。。こういうところがアメリカの大雑把なところ・・・?

検査が全部終わってからは、ほぼ30時間ぶりに食事を摂ってもよい許可が出ました。
検査中は、全くお腹が空かなかったけど、食べられると知った途端にお腹が空いてきました。

そこで気になる入院中の食事。
他の病院ではどうなのか分からないけれど、私が入院した病院では、調理室?は朝から夕方まで開いていて、その「営業時間」内に、メニューを見て、内線電話を使って自分で注文すると、病室に運んでくれる、という仕組みでした。
三食だけでなく、いつでも何度でも注文すれば持ってきてくれます。

基本的に、メニューにあるものなんでも注文してよくって、1つでもいいし、いろいろ組み合わせてもいいし、前菜からデザートまで、よりどりみどり。

もちろん、食事制限のある人の場合は、食べる前に看護師さんのチェックを受けなくてはいけないのだけど、そうでなかったら、なんでもOK.

メニューにはもちろん野菜たっぷりだったり、カロリーや塩分控えめの物もあるけれど、ハンバーガー・ホットドック・ポテトチップス・ピザ・クッキー・アイスクリーム・コーラ等も当たり前のように載っており、組み合わせによってはかなり不健康な食事も楽しめるようになっておりました。(さすがアメリカ!)

味はとびっきりおいしいわけではないけれど、普通においしくいただけました。

4日目の退院の朝。
夫が、生後3週間になる娘を連れて迎えにきてくれました。
娘をほんの数日顔を見なかっただけで、随分と表情が成長していることにびっくり。

今思えば、出産後この入院中の4日間が一番良く眠れることができたなぁ・・と思いますが、まぁ、それはそれとして、たとえ毎日寝させてもらえなくても、命があって、こうやって自宅で家族と平凡に過ごせることは、何にも代えがたい、ありがたいことだと、心から思います。

今日の写真は、去年はひ弱でかれそうだった庭の紫陽花。
今年はびっくりするほど元気に、大いに繁っております。