人気記事

2009年7月3日

パンケーキ。Pancake


今日も湖とキャビンのつづきです。

私たちが早朝の釣りを楽しんでいる間に、義兄が朝食を作ってくれました。
そう、アメリカの家庭ではおなじみ、pancake breakfast!!
日本で言う、ホットケーキですが、ここではホットケーキとは呼びません。
パンケーキです。

いちご、もも、ぶどう、バナナなどのフルーツがある場合は、小さく切って、パンケーキの上にかけて一緒に食べます。
ブルーベリーがある場合は、パンケーキの生地に混ぜて一緒に焼きます。

私にとっては朝から朝食ではなく、まるでおやつの時間のよう。
どういうわけか、このパンケーキを作るのは、主に男性の役目。

現在、長期居候中の夫の実家でも、やはりしばしばこのpancake breakfastの日があります。
東京に住んでいる時は、週末の朝には夫がよく作ってくれました。

そういえば、夫の友人の実家に、pancake breakfastに招かれたことが数回あるのだけれど、その時もいつも友人のお父さんが作ってくれたなぁ・・・・。

そもそも、朝食に招かれる、ということ自体が私にとってはすでに不思議なことですが・・・。
なんせ、朝7時には家を出なくてはならない。

このpancakeですが、家によって少しずつレシピが違うようで、まるで日本で言うカレーライスや卵焼きのような感じ。
大まかな作り方は同じなのに、なぜか各家庭で味が違う。
夫のレシピの特徴は、卵白を泡立てること。
友人の家pancakeの特徴は、1枚1枚が極薄だった気がする。
食べ方は、1枚1枚が薄いので、2,3枚重ねてその上ににバターとメープルシロップをかけて、フォークで切って食べます。
ナイフはバターを塗る以外には使いません。

6月24日のテーブルセッティングについての日記でも、アメリカ独特のルールを書いたけれど、ここにも独特の「常識」があります。

夫の友人の家に初めてpancake breakfastに招かれた際、このナイフのルールを知らず、私が目の前にあるナイフを使ってpancakeを切って食べていると、友人の家族(10人)全員が私の方をじろじろ見始めました。

「pancakeはナイフで切って食べない」、という「常識」の存在のみならず、そのナイフはバターを塗るために全員で共有するものだったわけです。

しかも、数枚重ねて切るということも知らず、極薄を1枚1枚切って食べたので、なかなかフォークに刺さらなくて、大変に苦労をしました。

でも、誰も(夫も)この奇妙な「常識」を教えてくれず、周りのみんなも見慣れない日本人の奇妙な行動に、一体どう対処したらよいものか分からず、ただただ、時間は過ぎたのでした。

朝食が終わるころ、周りの空気から「確かではないけれど、もしかすると、このナイフを使ってはいけないような気がする・・・」と感じたものの、一体このナイフをどうしたものか・・・。

実は結局どうしたか、覚えていませんが、とにかく気まずかったのを覚えています。
今となっては笑い話ですが・・・。

今回のキャビンでのpancake breakfastでは、そつなく共有のナイフでバターを塗って、そつなくナイフはバターのそばに返し、そつなく3枚重ねたpancakeをフォークで切って、そつなく朝食を終えたのでした。
とてもおいしかったです。ごちそうさまでした。

2 件のコメント:

  1. Yully-goose2/10/2010

    学校やテキストは教えてくれない暗黙の了解ってありますよねー。ホームステイのお家でも週末にパンケーキ作ってくれました。ナイフ…使ってたような気がします、たぶん。たしか最初に適当な大きさに切っておいて、あとはフォークで食べてはったような…。私がびっくりしたのは、パンケーキにかけるメープルシロップの量でした。ビチャビチャになるくらいかけちゃう (^^)

    返信削除
  2. オクラホマでもやっぱりパンケーキ登場!
    パンケーキって、アメリカ文化の一つとも言えるくらいに、どこでも定番ですね。そして、メープルシロップを洪水になるくらいかけるのも同じ…。

    返信削除

コメントが表示されるまでに、時間がかかる場合があります。