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2020年10月29日

動物マスク。Animial Mask

動物マスク
もうすぐハロウィン

例年通りとはいかなくても、子供たちは顔見知りのご近所さんの家に、トリックオアトリート(Trick or Treat)に行く気満々。
もしご近所さんがハロウィンのお菓子を用意をしていなくても、子供たちが家の中でコスチュームを着て楽しむだけでもいいかな?と思い、とりあえず今年もコスチュームは準備。。。

この時期は毎年、サブローさんが熱心に、春子と太郎のコスチュームについて思いを巡らせ、出した結論が、私のところに回ってくる。。。。
つまり、こういう出来上がりになるものを、作ろう!(=作って!)と。

実は、いつも最初は、面倒くさいなー、と腰が重いのだけど、いざ作るとなると、俄然誰よりも張り切る私

今年のサブローさんのアイディアは、最近春子も太郎もレゴでよく遊んでいるので、春子と太郎がレゴになったらおもしろいし、かわいいに違いない!とレゴコスチュームを作るための段ボールまで調達してきたサブローさん。

春子もすっかりその気になって、私も、さてさて、では作りましょうか、とその気になっていたところ…

レゴにはならない。怖いヒョウになる
と言い出したのは、そう、野生動物、特に大型ネコ科が大好きな4歳の太郎

どんなにレゴがかっこいいか(?)、好きな色を選んでいいよ、春子と一緒だよ!とあれやこれやで言ってみても、全く譲る気配なし。
「じゃぁ、春子はレゴで、太郎はヒョウでいいんじゃない?」と私が言ったら、「二人でレゴになってこそ面白いのだ」というサブロー…。

なるほど。
たまに見せるこういう細かいこだわりが、サブローさんの面白いところ。

「じゃぁ、レゴは来年のアイディアにしようね。とすると、春子は今年、何になるの?」
すると、春子は「ユニコーンになりたい」と言う。

さてさて、ヒョウとユニコーン、どっちも作るのは大変だなぁ…と密かに思っていたら、そんな私の胸の内を見抜いたらしく、サブローさんが、ダラーショップ(アメリカの100均)で見つけたと言って、ユニコーンの角つきヘアバンドや、緑のたてがみなどを買ってきた。

あとは太郎のヒョウだけ。

これが、予想に反して、いいアイディアが思いつかない。
サブローさんのこだわりの中には、高いお金を出して購入するという選択肢はそもそもなく…どうにか家で準備できないものか?と考えていて、ふと、思い出したもの。

地下に行ってガサゴソしてみると、あったあった。

春子が小さいころにいつも来ていたヒョウ柄のコート。。。

春子の服で、小さくなって着られなくなったものは、ほとんど全部知り合いにあげてしまったけれど、思い出のある数点はどうしても手放せず地下にしまってある。
2015年1月写真付きカード
その一つが、遠方に住む義兄夫婦がプレゼントしてくれた、このヒョウ柄のコート

春子が2歳前後に着ていたもので、4歳の太郎には随分小さいのだけど、それでもまだなんとか着られる。
フードにもついていて、しっぽもついている。ただ、あちこちにリボンもついている。。。。
でもよく見るとリボンは糸一本で留めてあるだけなので、つけたかったら後からでもつけられると思い、チョキンチョキンと糸を切って取り外し、ヒョウ柄のコートが、「怖いヒョウ」のコスチュームに変身。

私は「これで解決~」と思っていたら、サブローさんが、「マスクはどうしようか?」としきりに言う。

そこで、インターネットでヒョウのマスクを調べてみたけれど、思い描くものはどれも大人のサイズばかりで、しかも1つ15ドルなどと、マスクにしては高額。

となると、やっぱり私の出番?

母が送ってくれた手作りマスク用の型紙を利用して、まず、子供用のマスクを作り…

それにフェルトでアップリケ。。。

最初鼻だけをつけてみて、「これで十分!」と思って「作ったよ。どう?」と太郎に見せてみた。
すると、太郎は、とてもとても悲しい目をして…「おかあさん、お口は?」という。
 「お口は…毛皮に隠れてよく見えないの。なくても、ヒョウの顔に見えるよ」
太郎(とても静かにポツンと…)「お口がないと、食べられないよ」(…と段々目にが…)
「…」
太郎(またまた静かに)「食べられなかったら…お腹がすいちゃうよ…」(目からがポロリ)

太郎のに説得されてしまった私…。
…その晩、春子と太郎が寝静まった後に「怖い口」もつけてみることにした。

ただ…「怖く」しようと思ったけど、なかなか難しい。
できあがってみると、こんなにとがった牙を見せているのに、なんだかかわいい…。
しかも、ヒョウ柄のコートの雰囲気に全く合ってない…。
せめてベージュの布があったらよかったけれど、手持ちの布の中には見当たらず…。

でも、「実際に怖く見えるかどうか」「コートとの相性がよいかどうか?」よりも、問題は、太郎が気に入るかどうか。

翌朝…「太郎、見て、見て!お口がついたよ!」とマスクを見せると、太郎はすぐさま部屋に走っていき、ヒョウ柄のコートを着たかと思うと、「怖い口」のマスクをつけて、ガオーガオーと、四つん這いであちこちを練り歩き始めた…。
どうやら気にってもらえたらしい。
ほっ。

これでハロウィンが迎えられる。。。
あとは、お化けかぼちゃ(Jack-O'-Lantern)を作れば準備万端。
おっと、そういえば、まだ今年のお化けかぼちゃんおデザインを全く考えてない!

今年はいっそのこと…「怖いヒョウ」に…しようかな?
その場合は、口も忘れずつけなくてはね…。

4 件のコメント:

  1. 「お母さん、お口は?・・・食べられなかったら…お腹がすいちゃうよ…」(目から涙がポロリ)
    ここでゴメンナサイ、笑ってしまったLOL
    顧客お気に入りの「怖い口」ができて目出度しw
    ご苦労様でした笑

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  2. ヨッシー10/31/2020

    日本でも東京の渋谷は毎年ハロウィンの仮装をした若者が〔ちょっと勘違いした大騒ぎ〕をするのですが今年はコロナで規制されたようです。我が家の子供達も妹は英語教室に仮装していきました。毎年の事ですが、今年は皆んなマスクをしての参加で、写真にもしっかり全員マスク。おかしいけど、これも思い出かな?と。今、tacoさんの話を読んでいて、あっマスクにも工夫したら良かったなあと思いましたよ。日頃、白いマスクにカラーペンで自由に模様を描いたりしているのに。
    太郎君の子供らしい様子、可愛いでーす。

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  3. モリヒロさん
    笑っていただけてなんだか、うれしいです!
    お腹がすいちゃうことなく、ハロウィンも無事に終わりました。
    顧客の笑顔が、制作者の一番の原動力です。

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  4. ヨッシーさん
    こちらもソーシャルディスタンスをそれなりに守ったハロウィンでした。
    マスクも、楽しみ方によっては、いろいろ遊べますね。
    どうせマスクなら、楽しんで工夫して、学校でもいろんなマスクのデザインコンテストなんて企画したら、面白いかもしれませんね。

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