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2021年8月24日

えんとつ岩の穴。Chimney Rock_White Water State Park


Chimney Rock。
日本語で「えんとつ岩」と勝手に命名。

崖の頂上に飛び出した、まさに「煙突」のようなChimney Rock
出会った場所は、今年7月に家族でキャンプに行ったホワイトウォーター州立公園(Whitewater State Park)

公園内のChimney Rock Trailという散策コースの最終地点にあるのが、このChimney Rock

上の写真では岩の大きさが分かりにくいので、目安を書き足してみた。
大人の身長で、大体これくらい。(わかるかな?)

ホワイトウォーター州立公園(Whitewater State Park)には、9つのTrail(トレイル=散策コース)がある。
まだ4歳の太郎も一緒なので、まずは一番短いコースから…と、選んだのが、このChimney Rock Trail

Chimney Rock Trailは、0.7マイル(約1.2キロ弱)

太郎も普段から4キロ程度なら歩いているので、楽勝楽勝と思っていたところ…
実際の道のりは…
延々と続く階段。
100段以上

どんどん登って行く。

そして…

急な勾配と、剥き出しの岩

きちんと整備されているので、大人なら難しい道ではないのだけど、舗装された平坦な道しか歩いたことのない太郎と春子にとっては、結構難所・・・。

先を行くサブローさんが、8歳の春子に、時折、手を貸しながら、二人はどんどん先に進んで行く。

私は少し後から、4歳の太郎の歩調に合わせて、太郎の手を握って歩く。

太郎は、普段から足元や目の前のことにあまり注意を払わず、ぶつかったり転んだりの日常なので、こんなところでは手は離せない…。

そうして、さらに登って行く。
だんだんと見晴らしがよくなってきた。

…と思ったら…
ところどころで、足元の岩と岩の間から、崖の下が見える
しかも、そこだけとても細~い道。
崩れないようにしてあっても、やっぱり怖い。
足元のすぐ傍に、崖の下が見える…
高いところが苦手な私は、こういう場所にくると、あってはならない、いろいろな想像が湧きたって、どうも落ち着かない。

太郎も、この岩と岩の隙間をちらっと見て…
おかーさん。ぼく、ここ歩きたくない
と言う。

心の中で、「おかーさんも、ここ、歩きたくない…」と思いつつ、太郎の手をぎゅっと握り締め、意を決して前に進む。

そうして、ついに到着した、えんとつ岩(Chimney Rock)!!

えんとつ岩を見た太郎
この岩にどうやって、穴を開けたの?
と言う。
見ると、確かに、岩の下の方に、大きな穴が開いている。

サブローさん:「自然にできた穴じゃないかなぁ?太郎、入れるんじゃない?ちょっと入ってみる?」

太郎:「入りたくない」

そして、またしばらくして…
太郎:「この岩にどうやって、穴を開けたの?」

サブローさん:「誰かが開けた穴には見えないから、たぶん自然にできたんだと思うよ」

太郎:「ちがうの。その穴じゃないの。岩の中に、どうやって穴を開けたの?」

サブローさん:「岩の中は、見えないけど、たぶん穴は開いてないんじゃないかな?中も全部岩だと思うよ」

太郎:「だったら、どうやって、煙が出るの?」

ここでみんな気が付いた。
あぁ~なるほど!

えんとつ岩」というからには、中が空洞になっていて、煙がもくもく出て来るに違いない、と太郎は考えたのだ。

この岩は、煙突みたいな形の岩で、本当の煙突ではない、ということを説明して、太郎は納得してくれた。…納得したというよりも、がっかり…かな?

この太郎の考えに、なるほどな~と妙に感心すると同時に、この「えんとつ岩」からもくもく煙が出る様子を、思わず想像してしまった。

この崖の中は、実は誰かの家になっていて、寒い冬に暖炉を使ったら、この崖っぷちに飛び出した「えんとつ岩」から、もくもくと煙が出てくる…。

「このえんとつ岩から、煙がもくもく出るとしたら…このえんとつ岩は、だれかのお家の煙突なのかな?」と太郎に聞いてみた。

太郎:「ぼくと、おかーさんのおうち」

だそうです。。。
こんなこと、いつまで言ってくれるかなー?

もし、この崖の中がお家だったら、家族みんなで一緒に住んでみようね~。

 *************

ホワイトウォーター州立公園
Whitewatr State Park

ミネアポリス(Minneapolis)から、車で約2時間。
ローチェスター(Rochester)から車で約35分。
Carley State Parkから、車で約15分。

住所:19041 Highway 74, Altura, MN 55910


2 件のコメント:

  1. チーター9/04/2021

    煙突岩と聞いた太郎君の発想  子供でないと思いつかないような疑問
    でもとっても可愛らしい 親子の会話がいろいろ弾んで楽しい様子が私たちにも伝わってきました    微笑ましいひと時  大きくなったら話して聞かせてやったらどんな顔をして聞くだろーな想像しましたよ

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  2. チーターさん
    子どもって、本当に純粋で、ときどきその夢や想像を、壊したくないような気持ちになることがあります。
    いつか、太郎が大きくなったら、写真を見ながら話してやりたいです。

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