フェアリーガーデン(Fairy Garden)とは、つまり、「妖精のお庭」ということ。
3cm~5cmくらいの小さな妖精の置物(人形)を置いて、その妖精の「お庭」を作る。
人気があるのか、近所を散歩してもときどき見かける。
私は、妖精にはさっぱり興味がなく、この「妖精の…」という名前には抵抗がありつつも、小さな小さなお庭を作るという発想そのものは、とても好き。
フェアリーガーデン(Fairy Garden)を作ろうと思ったきっかけは、春子の伯母(サブローさんの姉)が、春子の誕生日プレゼントに、フェアリーガーデン用の妖精やうさぎ、家などのミニチュアの置物やきれいな小石をくれたから。
この春から夏にかけて、春子と一緒に、こうしてみよう、ああしてみようと、何度もやり直しながら、作ったフェアリーガーデン。
この春から夏にかけて、春子と一緒に、こうしてみよう、ああしてみようと、何度もやり直しながら、作ったフェアリーガーデン。
作ることはやっぱり、とても楽しい。
小石がたくさん並んでいる部分は「川」で、小石の下に分厚いナイロンが敷いてあり、小石が土に埋もれることなく、水が流れる。
「川」にはもちろん「橋」がある。橋へと続く道は「階段」になっている。
まず「門」をくぐってガーデン内に入ると、「階段」があり、階段を上がったところにある「橋」を渡り、さらに続く「階段」を登り切ったところに「ブランコに座った妖精」がいる。。。。
「川」が流れつく先には、大きな貝殻で作った「湖」があり、湖畔には「キャビン」が…。
…と、なかなか面白い。
…と、なかなか面白い。
さて、このフェアリーガーデンが完成した翌朝。
起きてみると、原型をとどめないほどに、壊れてしまっている。。。
夜の間に、何者かが壊してしまったらしい…。
そして、またきちんと作り直すも、また翌朝には荒れ果ててしまうの繰り返し。
どうやら、どうやらリスの仕業らしい。
フェアリーガーデンに限らず、土を触った後があると、必ずやってくるリス。
宝物が埋まっているとでも思うのか??
でも、相手がリスでは、こればかりはどうにもしようがないなぁ…と思いつつ、また元通りに直す日々。
直すためとはいえ、毎日触っていると、いろいろとアイディアが湧いてくるもの。
周りに小石を並べてフェンスにしていたけれど、今一つフェンスっぽく見えない。
今度は庭の植え込みの周りに敷き詰めているウッドチップ(Woodchips)を並べて土に挿してみたところ、これがとてもかわいらしいフェンスに見える!
とても気に入ったので、フェンス用の小石は全部取り除いて、全部をウッドチップのフェンスで囲い、真ん中の「川」の縁にもフェンス作ってみた。
リスが毎日壊してくれたおかげで、いい具合にアップグレードできて、大満足。。
そして翌朝、さて、今日もまたフェアリーガーデンを直そうかな、と行ってみると…
あれれ、全く壊れてない。
その翌日も、その翌日も、、、
急にリスが手をつけなくなった。
…とそこで気が付いた。
どうやら、リスは、ウッドチップがチクチクするのが嫌で、フェアリーガーデンの中に入れないらしい。
リスが壊してくれたおかげで、かわいいフェンスのアイディアも思いつき、さらには、フェアリーガーデンをリスから守る方法も見つけることができた…というわけ。
春から楽しんだフェアリーガーデンも、冬の間は雪の下。
9月も、もう今日が最後。
雪が降り始めたら、妖精たちは家の中に避難してくるので、裏庭でフェアリーガーデンを楽しめるのもあと2か月…いや、1か月かな?
来年は、太郎の持っている、おもちゃのミニチュア動物や恐竜を置いてみるのも面白そう。むしろ、そっちの方が、私の好みかも…。
でも、実際に私が自分のフェアリーガーデンを作るとなったら、フェアリーガーデンとは呼ばず「箱庭」と呼んで、ミニ日本庭園を作るかな??
庭に作ってもいいし、木の箱や植木鉢の中に作ってもいいなぁ。。。
ミニチュアの「ししおどし」「石灯籠」など置いて…。
「岩」に見立てた小石を置き、周りは「苔」を敷こうか、それとも、「竜安寺の石庭」を思い浮かべながら、砂を敷こうか…。
小さな「松の木」があってもいいなぁ。
いつか将来、日本に帰る体力がなくなったら、「箱庭」の中に「日本」を作る。。。
果たして……
こういう考えは、趣があるというべきか、寂しいというべきか、侘しいというべきか…
いや、これぞ「わびさび」ととらえるべきか…。
…ちょっと違うかな?
まぁ、もうしばらくは、日本に帰省する体力もしっかりありそうなので、続きは20年後くらいに考えるとしようか…。