ミネアポリス市の夜間外出禁止令は延長され、引き続き6月3日(水)と6月4日(木)も、両日とも、夜10時~翌朝4時までは、移動手段を問わず外出禁止。
それでも、我が家周辺は、昼間は、平和に穏やかに過ごしています。
子供たちは毎日、裏庭に出て遊んでいます。
庭遊びの定番の一つは、コンクリートの上に、チョークでお絵かき。
チョークは、一度雨が降るとすっかり消えてしまうのがいいところ。
先日は、オンラインラーニングでも外でチョークを使う課題がでました。
算数の課題です。
まず、コンクリートにチョークで30センチ四方くらいの四角を並べて書いて、その中に1~10までの数字を書く。
そして、自分または家族が足し算を作ります。
2+5=7の場合。まず2に移動。次に5に移動。そして、答えの7に移動。という具合。
これが、5+2=7となると、2と7の場所が遠くて、大変になっておもしろい。
同様に、引き算でも遊べます。
その様子を写真に撮って送れば、課題提出完了。
写真は、子供たちがチョークで遊び始めるとすぐにやりたくなる私が、チョークで地面に書いた、レンガ。。。壁でなく、地面です。
さて、春子の現地校は、この毎年この時期、フィールドデイ(Field Day)があります。
Field Dayとはつまり、日本でいう運動会のようなもの。
でも、日本の運動会とは、競技内容や出し物は少々違って、玉入れや障害物競走はないそうだけど、かけっこや・ビーンバッグトス・フラフープ・ダンスなどがあるらしい…。
(私は見たことがないので、春子に聞いた話)
でも、今年は、自宅でオンライン学習のため、フィールドデイは中止。
と思っていたら!
それぞれの自宅でバーチャルフィールドデイを実現しようではないか!と、体育の先生からオンラインラーニングを通じてお知らせがあり、ついに今週、実現!!!。
春子の通う学校が、こちらのOnline Physical Education Network(OPEN) (外部リンク)という団体が開催する、ナショナルフィールドデイというイベントに、参加申し込みをしたということで、このサイトにあるナショナルフィールドデイの種目から、4~5種目(またはそれ以上でもOK)を各自で自由に選んで、学校が指定する日に競技を各家庭で行い、競技の様子の写真またはビデオと、得点をオンラインラーニングのシステムを使って学校に送る、というもの。
家族も一緒に参加してよいということだったので、もちろん私もサブローさんも、太郎も参加!
これがまぁ、なかなか面白い。
競技は、どれも自宅にあるものを利用したり、なかったら代用したりして行えるものばかり。それも、まぁ、よく考えたもんだなぁ…と感心するものばかり。
競い合うといっても、どれも一人でできる競技ばかり。
そして、あえて本物のボールを使わないということろがほのぼのとして、笑えるところ。
何を使うかというと、靴下。
まず、靴下をくるっと裏返すようにして、丸めて、靴下ボール(Sock Ball)を5つ準備。
多くの競技で、この靴下ボールを使用するのです。。。
一つ一つの競技はYouTubeで解説があるので、わかりやすい。
動画は全部英語だけど、英語が分からなくても、見ればだいたい分かります。
では、どんな競技があるのか、春子が選んだ種目のいくつかを簡単に紹介。
Spoon Relay:スプーンに靴下ボールを載せて、1分間で決まった距離を何回往復できるかという競技。(回数が多い方がよい)
Keep It Up:ふくらました風船を、1分間で、何回、手でトントンと宙に浮かすことができるか、という競技。(落としたらそこで、終了)(回数が多い方がよい)
Fast Folder:1分間で、服を何枚たためるか、という競技。(たくさんたためた方がよい)
Back Board Bank It:空っぽの、洗濯物を入れるかごなどを、壁に着けて置き、1分間で、靴下ボールが、いくつかごに入れられるか、という競技。(壁に一度ぶつけてから入れるというのが、ルールで、靴下ボールは5個だけ使用。全部入れたら走ってかごに入ったのを回収して、また投げる位置まで戻って投げ入れる)(たくさん入った方がよい)
Climb the Ladder:脚立を立てて、紙コップを地面に置き、靴下ボールを投げて紙コップを倒す。倒れたら、紙コップが一段ずつ脚立を登って行く。最上部に乗った紙コップが倒れるまでに、何回靴下ボールを投げたか、という競技。(回数が少ない方がよい)
などがありました。。。
様子を見たら、ちょっと不思議な感じかと思うけれど、「競技」となると結構一生懸命になるものです。運動神経のよさだけでは勝てない競技もある、というのもいい。
中には、これは普段の遊びに取り入れたらいいなぁというものもたくさん。
雨の日の室内遊びにも使えそう。
学校が休校でも、工夫次第で、面白く、楽しく、いろいろなイベントさえも実現できてしまう。
もちろん、学校でみんなで集まって行うイベントとは違うけれど、でも、楽しいイベントが何もないことと比べたら、随分気分が明るくなれる。
そして、大人も子供も笑顔になれたなら、それはそれでよい思い出。
こうやって、何かいつも通りにいかないことが起こっても、できる範囲で工夫してみようっていう姿勢がとってもいいな~って思います。