人気記事

2020年6月4日

庭遊びとバーチャル運動会。

ミネアポリス市の夜間外出禁止令は延長され、引き続き6月3日(水)と6月4日(木)も、両日とも、夜10時~翌朝4時までは、移動手段を問わず外出禁止。

それでも、我が家周辺は、昼間は、平和に穏やかに過ごしています。

子供たちは毎日、裏庭に出て遊んでいます。


庭遊びの定番の一つは、コンクリートの上に、チョークでお絵かき。
チョークは、一度雨が降るとすっかり消えてしまうのがいいところ。

先日は、オンラインラーニングでも外でチョークを使う課題がでました。
算数の課題です。
まず、コンクリートにチョークで30センチ四方くらいの四角を並べて書いて、その中に1~10までの数字を書く。
そして、自分または家族が足し算を作ります。
2+5=7の場合。まず2に移動。次に5に移動。そして、答えの7に移動。という具合。
これが、5+2=7となると、2と7の場所が遠くて、大変になっておもしろい。
同様に、引き算でも遊べます。

その様子を写真に撮って送れば、課題提出完了。

写真は、子供たちがチョークで遊び始めるとすぐにやりたくなる私が、チョークで地面に書いた、レンガ。。。壁でなく、地面です。


さて、春子の現地校は、この毎年この時期、フィールドデイ(Field Day)があります。

Field Dayとはつまり、日本でいう運動会のようなもの。

でも、日本の運動会とは、競技内容や出し物は少々違って、玉入れや障害物競走はないそうだけど、かけっこや・ビーンバッグトス・フラフープ・ダンスなどがあるらしい…。
(私は見たことがないので、春子に聞いた話)

でも、今年は、自宅でオンライン学習のため、フィールドデイは中止
と思っていたら!
それぞれの自宅でバーチャルフィールドデイを実現しようではないか!と、体育の先生からオンラインラーニングを通じてお知らせがあり、ついに今週、実現!!!

春子の通う学校が、こちらのOnline Physical Education Network(OPEN) (外部リンク)という団体が開催する、ナショナルフィールドデイというイベントに、参加申し込みをしたということで、このサイトにあるナショナルフィールドデイの種目から、4~5種目(またはそれ以上でもOK)を各自で自由に選んで、学校が指定する日に競技を各家庭で行い、競技の様子の写真またはビデオと、得点をオンラインラーニングのシステムを使って学校に送る、というもの。

家族も一緒に参加してよいということだったので、もちろん私もサブローさんも、太郎も参加!

これがまぁ、なかなか面白い
競技は、どれも自宅にあるものを利用したり、なかったら代用したりして行えるものばかり。それも、まぁ、よく考えたもんだなぁ…と感心するものばかり。
競い合うといっても、どれも一人でできる競技ばかり。

そして、あえて本物のボールを使わないということろがほのぼのとして、笑えるところ。

何を使うかというと、靴下。
まず、靴下をくるっと裏返すようにして、丸めて、靴下ボール(Sock Ball)を5つ準備。
多くの競技で、この靴下ボールを使用するのです。。。

一つ一つの競技はYouTubeで解説があるので、わかりやすい。
動画は全部英語だけど、英語が分からなくても、見ればだいたい分かります。

では、どんな競技があるのか、春子が選んだ種目のいくつかを簡単に紹介。

Spoon Relay:スプーンに靴下ボールを載せて、1分間で決まった距離を何回往復できるかという競技。(回数が多い方がよい)

Keep It Up:ふくらました風船を、1分間で、何回、手でトントンと宙に浮かすことができるか、という競技。(落としたらそこで、終了)(回数が多い方がよい)

Fast Folder:1分間で、服を何枚たためるか、という競技。(たくさんたためた方がよい)

Back Board Bank It:空っぽの、洗濯物を入れるかごなどを、壁に着けて置き、1分間で、靴下ボールが、いくつかごに入れられるか、という競技。(壁に一度ぶつけてから入れるというのが、ルールで、靴下ボールは5個だけ使用。全部入れたら走ってかごに入ったのを回収して、また投げる位置まで戻って投げ入れる)(たくさん入った方がよい)

Climb the Ladder:脚立を立てて、紙コップを地面に置き、靴下ボールを投げて紙コップを倒す。倒れたら、紙コップが一段ずつ脚立を登って行く。最上部に乗った紙コップが倒れるまでに、何回靴下ボールを投げたか、という競技。(回数が少ない方がよい)

などがありました。。。
様子を見たら、ちょっと不思議な感じかと思うけれど、「競技」となると結構一生懸命になるものです。運動神経のよさだけでは勝てない競技もある、というのもいい。

中には、これは普段の遊びに取り入れたらいいなぁというものもたくさん。
雨の日の室内遊びにも使えそう。

学校が休校でも、工夫次第で、面白く、楽しく、いろいろなイベントさえも実現できてしまう。
もちろん、学校でみんなで集まって行うイベントとは違うけれど、でも、楽しいイベントが何もないことと比べたら、随分気分が明るくなれる。
そして、大人も子供も笑顔になれたなら、それはそれでよい思い出。

こうやって、何かいつも通りにいかないことが起こっても、できる範囲で工夫してみようっていう姿勢がとってもいいな~って思います。

4 件のコメント:

  1. チーター6/04/2020

    高齢者のの集まりにも使えそう。
    お茶をのみお菓子を食べおしゃべりをするのもそれなりにとっても楽しいものですが家に1人でいると何かしら手持無沙汰ついつい食べるものに手が行く昨今。
    このように体を動かし頭を使い何より良いのが笑いが聞こえてくること。
    とってもいいことのように思えた私です。tacoさん家族も
    子供たちと一緒に大いに楽しんでくださいね。

    返信削除
  2. チーターさん
    そうそう、老若男女問わず、できるものが多いのも特徴です。
    いろいろ年齢や場所など、都合に合わせて、安全なルールを作って楽しむことができます。
    体を動かすということは、とても大切で、また、気持ちのいいことだと最近特に実感しているので、スポーツが苦手でも笑って楽しめるものって、とてもいいと思いましたよ。

    返信削除
  3. ヨッシー6/05/2020

    つい引き込まれて読んでしまいました。そちらは楽しい運動会ですね。日本でも最近は統制型から楽しくという形に変わってきてます。玉入れや綱引きなでの伝統的なしゅもくはありますが、やはりこれはやめられませんね。白石島なんかは最後に地区の人みんなが参加して白石踊りの輪ができたりしますよ。
    我が家でも数字パネルのゲームを早速やってみたいです。どんな時でもアイデア次第で楽しくなるんだなと思いました。元気をもらいましたー。
    そうそう一昨年春子ちゃんが来た時にチョークで地面に書く?と誘ってみたけどのってこなかったのですが、2年経つと成長するものですね。感心しました。

    返信削除
  4. ヨッシーさん
    日本では地域ごとに伝統の踊りがあって、いいですよね。運動会で踊るというのは、とてもいいことだと思います。地域のみなさんが参加して踊りの輪ができるなんて、とっても素敵ですね~!

    返信削除

コメントが表示されるまでに、時間がかかる場合があります。