2019年大晦日の年越しそば |
実は、元旦に日本に住む母方の伯父の訃報があり、気が付くと5日も経過していました。
命というのは、どこでどうなるか…とはわかっていても、自分や身近な人に置き換えて考えるということは、なかなかできないものですね。
伯父が、渡米当日、成田空港に見送りに来てくれたこと。
私が子供のころ、アメリカに赴任していた伯父が、(当時は)見たこともない形のアメリカの缶切りをお土産にくれて、我が家の家族はみんな使い方が分からなかったこと。
いろいろ思い出しておりました。
残された私たちの日々もまた、止まったように思えても、確実に時間は進んでいました。
また時とともに、歩み始めます。
今年初の日記は、少しばかり遡りますが大晦日のことです。
といっても、まだ1週間もたっていませんね。
写真は、大晦日の年越しそば。
大晦日、いつも通り年越しそば作って、上にゆで卵を乗せようと思い、冷蔵庫を開けると、残っていた卵は2つ。4人で半分ずつそばの上に乗せればちょうどいいと思い、卵をゆでながらかき揚げの衣のレシピを眺めておりました。
すると、レシピに、なんと卵が必要と書いてあるではないですか!
ゆでかけた卵の一つを鍋から慌てて取り出し、衣に使用。
早く気づいてよかった…。
よって、ゆで卵は1つを4人で分けたので、写真の通り、一人4分の1ずつ。
でも、春子も太郎もゆで卵は食べてくれず、結局は、サブローさんと私でゆで卵は半分ずつ食べました。
今年のかき揚げの具は、玉ねぎ、にんじん、グリーンピース、えび。
たったこれだけだったのに、みんなサツマイモを入れたと思ったくらい、甘みのあるかき揚げになりました。
もちろんお砂糖は入れていないので、自然の甘味です。
グリンピースかな?玉ねぎかな?
パリっとしていて、それなりにおいしいかき揚げでしたが、日本の母のかき揚げには全くかないません。
なんと言っても、私がかき揚げに使った具は、グリンピースは冷凍で、えびも茹でて剥いた状態で冷凍してあるものなので、こんな手抜きが勝てるわけもありません。
母のかき揚げのおいしさの秘密は知っているので、いつかミネソタで真似してみたいですが、子供たちに手がかかる間は、手抜きをしてでも、とにかく年越しそばを毎年大晦日に食べられればそれで良しです。
除夜の鐘は聞こえては来ませんでしたが、年越しそばを食べ、少しだけでも日本を感じられました。春子と太郎が「年越しそばを食べたら、大晦日という気分になる」といつか少しでも感じるようになったら、いいな、と勝手に期待したりしています。
今年も、我が家流の独特の「文化」を日々、築いていきます。
遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。