虹が好きな春子には、虹色のハートが付いたしおり。(冒頭写真)
ひらがなが読めるようになった太郎には、青いハートと、紙で「たろう」とひらがなの名前を切って貼ったしおり。
紙のしおりは、よれよれになりやすい上、貼り付けたハートが取れないように…と、一応、表面を梱包用の透明テープでコーティングして、ラミネートのつもり。
とっても手軽なミニギフトだけど、みんなそれぞれが読んでいる本にはさんで、早速使ってくれているのが、嬉しい。
この、カード兼しおりのプレゼントは、読書好きな人への誕生日カードにも使えそう。。。
さて、今年に入って「読書を再開するぞ!」と思い、朝起きてすぐの約10分間を読書の時間にしたのだけど、やはり好きなことは簡単に継続できる。
「大地の子」全4巻(山崎豊子 作 / 文集文庫)も、読み始めるとあっという間に読めてしまった。
そして、読んだ後に気が付いた、驚くべきこと。
それは、実はこの「大地の子」…過去に一度読んだことがあったということ。
途中でそれとなく気づいたのだけど、次の展開も、結末も全く覚えてないので、途中で読むのを止めたのだろう…と思って読んでみると、「あれ、ここも読んだことあったかも?」の連続で、結局、全巻最初から最後まで、すでに一度読んだことがあったということに、全て読んでみて、気づいた始末。
しかも、読んでいる時は、まるで初めて読むように新鮮に読めてしまった。。。
人の記憶力ってそんなものなのか?
それとも、以前に読んだときの読み方が、いい加減だったのか?
2回目を読み終わった今、思うことは、この本の細かい内容だけならともかくも、すでに読んだか、まだ読まないかさえも、一体どうして忘れてしまえたのだろうか???と自分自身が不思議でならない。
一つ言えることは、以前に読んだ時は、知識も、経験も、きっとまだまだ未熟過ぎたのだろう…ということ。
きっと、当時の自分の持っていた、むしろ、ないに等しかった知識と経験では、自分の頭で深く考えるということができず仕舞いだったのだろうと思う。
今、持っている知識と経験も、決して深いと言えるものではないけれど、この本を読んだということさえ、年月と共に忘れてしまっていたという事実が教えてくれたことは、「知識と経験が浅い」ということは、なんとも恐ろしいことだということ。
生きている限りは、惜しまず知識と経験を積んで、深めていかねばなぁ…と、しみじみと思う今日この頃。。。。
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大地の子 一 (文春文庫)