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2021年5月28日

この湖があったから/ミネソタ鳥図鑑 Minnesota Lakeside Birds

Oriole

5月も、もう末。

月曜火曜と30℃まで気温が上がって、ノースリーブを着ても、暑い暑い…と思っていたところ、水曜日からだんだん気温が下がって来て、木曜は朝から晩まで雨、雨、雨。
そして、金曜日の今朝の気温は、7℃
もう、秋まで着ないだろうと思っていた薄手のダウンジャケットをまた取り出した。

気温が上がったら、雨、そしてまた気温が下がる。
気温が上がったときに、蒸し暑くなれば、雷雨になる。そして、また気温が下がる。

この繰り返しは、ミネソタの晩春から夏にかけての、いつもの気候だけれど、それにしても、あまりの温度差にはいつも戸惑う。

暑い日の湖畔散歩は、本当に暑く、涼しい日の湖畔散歩は、とても寒い。

それでも、4歳の太郎はいつもに行きたがる。
哺乳類全般にとても興味がある太郎だけど、鳥や魚、昆虫など、生き物全般に興味が広がっている。

そんな太郎が湖に行きたい理由は、湖畔の鳥たちと出会うため。

鳥と出会うと嬉しいのは、太郎だけでなく私も同じ。

今までこのミネソタで、私が精神的に生き延びて来られたのは、この湖があったからだ…と何度思ったことだろう…。
人の心のように、日によって色の変わる湖を眺めながら、と出会い、草木の緑の変化を知り、多くのたちと出会う湖。

湖畔を歩く度に、今もいつも思う。
ああ、この湖に、私は救われた」と。

そんな、私のミネソタ生活の一部でもある、この湖。

今年は特に、が多い。

去年、湖の大規模な岸工事があり、湖とその周辺の生態系を守るために、岸に沿って帯状に在来植物の生育場所が設けられたせいか、以前に比べて湖畔で見かけるが断然に増えた。

特に以前は、ミネハハクリーク沿いでしか見かけなかった、こちらのred-winged blackbird(ハゴロモガラス)が、いつも湖畔のあっちこっちを飛んでいて、金を鳴らすような声で鳴いている。
red-winged blackbird ハゴロモガラス

red-winged blackbird ハゴロモガラス

先日は、滅多に見かけないこちら、wood duck(アメリカオシドリ)を発見。
複雑に入り組んだ独特の模様は、貼り絵で描くと面白そう。

こうやって湖に浮かぶ鳥を眺めていると、何度も大きなが飛び跳ねるのが見えるのも楽しみの一つ。いつも太郎と、「今の見た?」「見た?」と言い合っている。
wood duck(アメリカオシドリ)のオス2羽

wood duck(アメリカオシドリ)のオス

こちらのCommon Grackle(オオクロムクドリモドキ)は、住宅街でも集団でよく見かけるのだけど、今年は湖畔でも毎回見かける。
角度によっては、真っ黒に見えるのだけど、うまい具合に光が当たると、頭の部分に、玉虫色様の光沢のある深い青が見える。

Common Grackle(オオクロムクドリモドキ)

Common Grackle(オオクロムクドリモドキ)

そして、こちらは庭にもよく来るAmerican robin(コマツグミ)。
目の部分に黒い線が入っていて、ピエロの目の様に見える。飛んでいるところよりも、地面をちょんちょんと歩いている姿の方が馴染みがある。
このAmerican robin(コマツグミ)の卵は、鳥の姿からは連想できないほどの、ターコイズのような鮮やかな水色であることも有名。私は見たことはないけれど、いつも、イースターの季節に、robin eggという名前のターコイズブルーの卵型の小さなチョコレート菓子が、登場するので、きっと実物もあんな感じかな?と想像。。。
American robin(コマツグミ)

次は、岸工事の前も後も、いつもいるMallard duck(マガモ)
いつもいて、見慣れているのいん、つい近くに来ると写真を撮ってしまう。
そして、この鮮やかな光沢のある緑には、目が吸い寄せらせる。
Mallard duck(マガモ)のオス

Mallard duck(マガモ)のオス

マガモは、自分の背中をまくらにして眠る。。。。
太郎も、真似しようとしていたけれど、どうも難しかった様子。
お昼寝中のMallard duck(マガモ)のオスたち

次は、ここ最近見かけるようになったOriole
和名は…何かな?
山吹色が鮮やかな小さな鳥。
写真だとオレンジっぽく見えるけど、実際は黄色っぽい色。
見かける度に、嬉しくてつい写真をたくさん撮ってしまう。でも、いつもとても遠くから写すので、いつも小さい。
今度、サブローさんの一眼レフを借りて撮影しようか、と考え中。
Oriole
Oriole

Oriole
Oriole

最後は、名前の分からない鳥。
お腹がとても白くて、小さい鳥。
いつも湖畔の同じ木に風に吹かれなEastern Kingbir

(5月29日追記)
名前が分からないと書いた翌日、名前が判明!(←サブローさんに調べてもらった)名前は、Eastern Kingbird(オウサマタイランチョウ)。頭に赤色(またはオレンジ・黄色)の部分あって、普段は隠していて敵を攻撃する際に見せることがあるとか。なんでも、大きな鳥にでも向かっていくという、果敢な鳥らしい。 ここ1か月ちかくずっと気になっていた名前が分かって、すっきり。いつか貼り絵で、湖畔の鳥図鑑を作りたい。。。来年のカレンダーにしようかな…? 



花と、木々の緑、草の緑、飛び跳ねる魚、そして、鳥。

ミネソタの湖には、命がいっぱい

湖と、湖に集まる命に、感謝

4 件のコメント:

  1. チーター5/30/2021

    tacoさんも鳥のオスメスが判別できるようになったとはミネソタにだいぶ馴染めたかな?

    太郎君が鳥の真似をして眠ってみるがなかなかできない様子が目に浮かびとっても可愛らしい

    見た事のない珍しい鳥の写真に見入って 楽しませていただいてますよ

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  2. チーターさん
    最近は、鳥の鳴き声だけでも、どの鳥かが分かるようになってきました。
    何事も、いろいろ分かることが増えてくると、ますます楽しくなるものですね。
    これからも、いろいろな鳥が紹介できたらいいな~と思います。

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  3. ヨッシー6/01/2021

    チーターさんからミネソタには色んな鳥がいると聞いていたので、この写真も楽しませてもらいました。本当に自然豊かな所ですね。癒されます。

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  4. ヨッシーさん
    ミネソタでは、鳥がとても身近に感じます。
    でも、きっと歩いているからでしょうね。
    日本に帰省したら、いつも車か電車なので、なかなか鳥とゆっくり対面する機会がありませんね。
    今度は、日本でも、鳥散歩を実践したいです。

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