ミネソタには神社はないので、二年ぶりの神社。
前回の帰省時は、日本語が使えることの便利さ、いろいろなことの勝手の分かる便利さから、「ああ、自分の国に帰って来た」と強く感じたのだけど、今回の帰省では、どういうわけかずっと「便利な異国を旅している」という気分でした。
浦島太郎もこんな感じを体験したんだろうか・・・?
確かに、新しい道ができていたり、お店が変わっていたりはしたけれど、それはよくあることで、基本的な部分では、何が変わったというわけではなく、私が知っている日本のまんまなんだけど。
・・・ということは、私が変わってしまったということだろうか・・・。
そうかもしれません。
でも、一体私の中で何が変わったのだろう?
自分ではよくわからないですが・・・。
ただ一つ、特に強く感じたのは、欧米の真似をしなくても、十分に誇れることが、日本にもたっくさんあるということ。
当然だけれど、その国その国で、他国の文化を取り入れつつも、後世に残すべきもの、自国の文化として誇れる美しいものは、たくさんあります。
それは、日本も例外ではなく。
住んでいたら見えにくいかもしれないけれど、日常の中にいっぱい。
そんなことを、以前に増して強く感じました。
外国に住んでいるからこそ、感じたのかもしれない、いろいろなこと。
日本の自然の美しさ。
日本の古い建物の奥ゆかしさ。
日本人のマナーの素晴らしさ。
日本人の勤勉さ。
日本の豊かさ。
当たり前すぎて見えなかったものが見えるようになってしまいました。
もちろん、負の部分も。
歳のせいもあるのだろうか・・・?
どうか、日本がいつまでも「日本」でありますように。