しましまのシマウマカード。
サブローさんの誕生日に贈ったカード。
シマウマだけど、グレーと黒のシマウマ。
編み物が趣味のお義母さんから数年前にもらった「余った毛糸」を使って、帽子を編んでみた。毛糸で帽子を編むのは初めて。
編み物は不慣れなのに、しましまにした理由は、なんといっても「余った毛糸」だから一色だけでは毛糸が足りないから。
サブローさんの好きそうな、黒とグレーの毛糸を使って編み始め、なかなか順調に進んで行く。
しかし…
最後の最後でなんと!!!
毛糸が足りない。
サブローさんの誕生日までに、もう買いに行く時間もチャンスもない!
困った!!!
そこで、「余った毛糸」が入った箱を、がさごそひっくりかえして探してみたところ・・・
黒色の「余った毛糸」玉がもう一つ見つかった!
やったー!
これでひと安心。
しかし…
ちょっと編みかけてみたものの…どうも細過ぎる…。
再び困った…
そうだ…二本取りにしてみてはどうだろう…?
他にもう手段は残っていない。
それにしても、二本取りにするとは、我ながら何という名案!
早速、黒色の「細い」「余った毛糸」の玉をじゅうたんの上に広げていく。
二本取りにするためには、「余った毛糸」の両端を持って、再び玉にして行かなくてはならない。。。
これが…もう…思った以上に大変な作業で…。
からまる、もつれる、こんがらがる。
でも、貴重な毛糸。
途中であきらめるわけにはいかない。
しかし…
果たして、無事に二本取りの玉が出来上がったとして、二本取りで編んで、仕上がりに違和感はないのだろうか?
しかも、二本取りにしたら、長さは半分になるわけで…じゅうぶんに足りるのだろうか??
編み物の経験が少な過ぎて、どのくらい毛糸が必要なのかさっぱり検討がつかない。
でも、もう後がない。
とにかく、やってみるしかない。
からまる、もつれる、こんがらがる、を繰り返しながら、なんとか無事に二本取りの玉ができあがった。
そして、ついに編んでみる。
おおお、全く違和感なし。
すでに編んでいた部分の毛糸の太さとほぼ同じ太さ!!
こうして、最後の最後を編んでいき、不可解な言葉が並ぶ編み方を読んでは苦戦しながら、何度もやりなおして、ついに完成!!!!
おおおおおお!感動!
…ちょっとかぶってみる。
なんだかきつい。
それもそのはず、編み方の本をよーく見ると「幼児用帽子」と書いてある!!!
試しに5歳の太郎にかぶらせてみる。
太郎「きつーい」と一言。
…なんということだ…。
再び自分でかぶってみて、ちょっと伸ばしてみる。
そして、もう一度太郎にかぶらせてみると、
太郎「ちょーどいい」
私「え?ほんとに?」
太郎「うん、ちょうどいい」
おおおお!
安心した~。
でも、5歳の太郎にちょうどよくって、安心してよいものだろうか?
でも、もうサブローさんの帽子にできそうな色の「余った毛糸」は残ってないので、やり直すとすると、全部ほどいて編みなおしになる。
でも、しましま帽子なので、黒とグレーの糸のつなぎ目をきっちり結んでしまっている。
つなぎ目がほどけたところで、ゆるく編んでいって、少しだけ足りない部分に継ぎ足す毛糸はもう残ってない。
つなぎ目をほどかずに編んだらしましまがずれるだろうなあ…。
もうこれは、どうしようもない。
サブローさんの誕生日プレゼントだけど、サブローさんに小さ過ぎたら、太郎にかぶってもらおう。
そしてサブローさんの誕生日当日。
どきどきどきどき。
サブローさんが帽子を取り出し、かぶってみる。
私「やっぱりきつい?」
サブローさん「ちょうどいいよ」
えーーーーー?!
サブローさんと太郎の頭のサイズって、一緒ってこと?!
なんとも不思議…。
サブローさん「もう、ちょっと、ほんのちょっとだけ長いと、耳が隠れてありがたいかな」というコメント。
長さについては、全く考えてなかった。
なるほど。
ミネソタだものね。
耳を隠さないと寒い~。
長さの件。
今後の参考にさせていだきます。
ともかくHappy Birthday!!