Aug 2021 Minnehaha Creek |
散歩で見つけた、白い花。
英語名
White Snakeroot
(ホワイト スネークルート)
日本語に直訳すると…
「白い蛇の根」
…と言う具合かな?
散歩をしていると、結構頻繁に見かける、この白い花。
けれど、人間とは勝手な物で、この名前を知った途端に…そのかわいさが「罠」のように見えてきた。
そして、蛇のようにうねる根っこや、蛇が寄って来る根っこや、蛇のように毒のある根っこを、勝手にいろいろ想像してしまったおかげで、すぐにこの名前を覚えてしまった。
でも、実は「根に、蛇に咬まれた傷を治す効果がある」と信じられていたために付けられた名前だそうで、特に悪い意味でつけられた名前ではないらしい。
(注!!ヘビの咬傷への治癒力は科学的に実証されていない)
しかし…ここですっかり安心してはならない。
葉と茎に毒性があるそうで、このWhite Snakerootを食べた家畜の乳を飲んだり、肉を食べたりしたら、その毒に侵され、Milk Sicknessと呼ばれる病にかかり、死に至ることもあるという。しかも、成長中の葉や茎だけでなく、干し草になっても、毒性は残るそうな。
アメリカの1900年代(開拓時代)には、White Snakerootで命を落とした開拓者も多く、アブラハム・リンカーンの母親のナンシー・ハンクス・リンカーンも、このMilk Sicknessで命を落としたのだそう。
(現在は、牧草管理の改善と、複数の牛の牛乳を混ぜることにより、市販の牛乳にMilk Sicknessの危険性はないとのこと)
学名
Ageratina altissima
(アゲラティナ・アルティッシマ)
和名
丸葉藤袴
[マルバフジバカマ]
英語の名前とは裏腹に、和名は、「藤色の袴」。
こういう和名って、いいなぁ…と思う。
ただ、日本にあるフジバカマは、藤色(青っぽい薄紫)でも、これは、白なので…白袴…?
開花時期:7月~10月
高さ:30~120cm
葉:ぎざぎざ。ざらざら。茎を中心に、左右対象に同じ高さに葉が出る。
通常よく見かけるのは、ミネハハクリーク(Minnehaha Creek)沿いの遊歩道。
いろいろな種類の野草の中で、白さを際立たせて咲いている。
そのたびに、「ああ、これは、White Snakerootだ~。和名は、丸葉藤袴」と心の中でつぶやいたり、太郎に言っては、通り過ぎる。
こうやって、花の名前はすぐに覚えられる。
…でも…
アメリカ人の名前…となると、もう、覚えるのが大の苦手で…それがもう、とんでもなく…覚えられない。
アメリカでは、一度「知り合い」になると次からはもう、「Hi,Taco!」という具合に挨拶する。
「Hi!+名前」は、親しみを表す定番の挨拶。
そんな文化の中で、相手の名前が覚えられない、または、思い出せないという事態は、非常に…困る。
初めて会った時に、相手の名前を復唱してしっかり確認したはずなのに、つたない英語を駆使して右往左往しているうちに、「あれ?今話している、この人の名前・・・なんだったっけ?」と…話している途中ですでに忘れていることに気づく。。。
花の名前は、今回のWhite Snakerootも、和名の丸葉藤袴も、その名前から、イメージがぱっと浮かんでくる。
日本人の名前も、その名前の響き・漢字などから、だいたいイメージが浮かんできやすい。
ところが、アメリカ人の名前となると…何もイメージが浮かんでこない。
そう思うと、何かを覚えるには、頭にイメージが浮かぶことって大切なんだろうなぁ…と思う。
では、どうしたら、アメリカ人の名前を聞いて、何かイメージがぱっと浮かんでくるようになれるのだろう?
名前を漢字に置き換えるとか?
例えば、ご近所さんのお名前で試してみると…
…キャロライン。
えーと・・・きゃ?きゃ?伽?
ろ・・・露?呂?
ライン…ら・・・ら??・・・ら?羅?
いん。印…。
「伽露羅印」・・・・これはこれで、イメージが湧かなくもないけれど、名前…という雰囲気ではないなぁ。。。しかも、時間がかかり過ぎる。
散歩でもしながら、他の方法を考えます。
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