ことの始まりは、春子に毎日持たせているお弁当。
クラスメイトは全員アメリカン。
Sushi(寿司)は見たことある生徒もいるけど、おにぎりって誰も見たことがない!
それで、毎日ランチルームで、みんなに囲まれて、これはなんだなんだの質問攻め。
それも、幼稚園が始まってすでに半年以上たった時点でも、毎日毎日同じ質問に囲まれていたらしい。
本人は、それがつらかったわけではなく、ただ「めんどくさい」だけだったそうなのだけど、懇談の時につい話題にしてしまい、どいうわけか私が日本についてのプレゼンテーションをする羽目に。。。あああああ。
相手は5、6歳のアメリカン。
使用言語はもちろん「英語」
相手が日本人ならもっともっとわくわくしたはずの準備も、なんだか気が重い。。。
私のもっている語彙で、言葉を選びながら子供にわかりやすく説明するって、、、。
ああ、せめて相手が大人なら・・・と思わなくなかったけれど、そんなことを嘆いても仕方ない。
英語のベテラン、サブローさんに英語の校正をしてもらい、ちょうど日本から遊びに来てくれた「小学校の超ベテラン教師」の友達の助けもあって、なんとか準備完了!!
その友達を空港まで送った日の午後、プレゼンテーションの本番。
連れて行かざるを得なかった太郎は、春子の横に一緒に座らせて、私はどきどきどきどき。
そして、なんとかどうにか、成功かな?!
みんな目を輝かせて一生懸命に聞いてくれたし。
ただ、そのあとの、みんなの質問が、まったくもって聞き取れない!
一体その質問が、的を射たものなのか、もしくはプレゼンに全然関係ない質問なのか、質問ではなくて、ただ何か言いたかっただけなのか?!それさえも全く聞き取り不可能。。。
そんな私に(たぶん)誰も気づかず、ひとり冷や汗かいて頭を抱えました。
本場の子供の英語ほど難しいものはない・・・。
そして、プレゼンテーションの一番最後に、みんなで工作!!(ここだけ得意分野!!)
みんなで作った紙のおにぎり。
なかなか上手く握れなくても、紙の海苔をつけた途端に、おにぎりに見えるのが面白い。
春子が毎日お弁当に持っていくおにぎりの謎が、少しでも解けたかな?