月曜火曜と30℃まで気温が上がって、ノースリーブを着ても、暑い暑い…と思っていたところ、水曜日からだんだん気温が下がって来て、木曜は朝から晩まで雨、雨、雨。
そして、金曜日の今朝の気温は、7℃。
気温が上がったら、雨、そしてまた気温が下がる。
気温が上がったときに、蒸し暑くなれば、雷雨になる。そして、また気温が下がる。
この繰り返しは、ミネソタの晩春から夏にかけての、いつもの気候だけれど、それにしても、あまりの温度差にはいつも戸惑う。
暑い日の湖畔散歩は、本当に暑く、涼しい日の湖畔散歩は、とても寒い。
それでも、4歳の太郎はいつも湖に行きたがる。
哺乳類全般にとても興味がある太郎だけど、鳥や魚、昆虫など、生き物全般に興味が広がっている。
そんな太郎が湖に行きたい理由は、湖畔の鳥たちと出会うため。
鳥と出会うと嬉しいのは、太郎だけでなく私も同じ。
今までこのミネソタで、私が精神的に生き延びて来られたのは、この湖があったからだ…と何度思ったことだろう…。
人の心のように、日によって色の変わる湖を眺めながら、花と出会い、草木の緑の変化を知り、多くの鳥たちと出会う湖。
湖畔を歩く度に、今もいつも思う。
「ああ、この湖に、私は救われた」と。
そんな、私のミネソタ生活の一部でもある、この湖。
今年は特に、鳥が多い。
去年、湖の大規模な岸工事があり、湖とその周辺の生態系を守るために、岸に沿って帯状に在来植物の生育場所が設けられたせいか、以前に比べて湖畔で見かける鳥が断然に増えた。
特に以前は、ミネハハクリーク沿いでしか見かけなかった、こちらのred-winged blackbird(ハゴロモガラス)が、いつも湖畔のあっちこっちを飛んでいて、金を鳴らすような声で鳴いている。
先日は、滅多に見かけないこちら、wood duck(アメリカオシドリ)を発見。
複雑に入り組んだ独特の模様は、貼り絵で描くと面白そう。
こうやって湖に浮かぶ鳥を眺めていると、何度も大きな魚が飛び跳ねるのが見えるのも楽しみの一つ。いつも太郎と、「今の見た?」「見た?」と言い合っている。
wood duck(アメリカオシドリ)のオス |
こちらのCommon Grackle(オオクロムクドリモドキ)は、住宅街でも集団でよく見かけるのだけど、今年は湖畔でも毎回見かける。
角度によっては、真っ黒に見えるのだけど、うまい具合に光が当たると、頭の部分に、玉虫色様の光沢のある深い青が見える。
Common Grackle(オオクロムクドリモドキ) |
Common Grackle(オオクロムクドリモドキ) |
そして、こちらは庭にもよく来るAmerican robin(コマツグミ)。
目の部分に黒い線が入っていて、ピエロの目の様に見える。飛んでいるところよりも、地面をちょんちょんと歩いている姿の方が馴染みがある。
このAmerican robin(コマツグミ)の卵は、鳥の姿からは連想できないほどの、ターコイズのような鮮やかな水色であることも有名。私は見たことはないけれど、いつも、イースターの季節に、robin eggという名前のターコイズブルーの卵型の小さなチョコレート菓子が、登場するので、きっと実物もあんな感じかな?と想像。。。
American robin(コマツグミ) |
次は、岸工事の前も後も、いつもいるMallard duck(マガモ)。
いつもいて、見慣れているのいん、つい近くに来ると写真を撮ってしまう。
そして、この鮮やかな光沢のある緑には、目が吸い寄せらせる。
マガモは、自分の背中をまくらにして眠る。。。。
次は、ここ最近見かけるようになったOriole。
和名は…何かな?
山吹色が鮮やかな小さな鳥。
写真だとオレンジっぽく見えるけど、実際は黄色っぽい色。
見かける度に、嬉しくてつい写真をたくさん撮ってしまう。でも、いつもとても遠くから写すので、いつも小さい。
今度、サブローさんの一眼レフを借りて撮影しようか、と考え中。
Oriole |
(5月29日追記)
名前が分からないと書いた翌日、名前が判明!(←サブローさんに調べてもらった)名前は、Eastern Kingbird(オウサマタイランチョウ)。頭に赤色(またはオレンジ・黄色)の部分あって、普段は隠していて敵を攻撃する際に見せることがあるとか。なんでも、大きな鳥にでも向かっていくという、果敢な鳥らしい。 ここ1か月ちかくずっと気になっていた名前が分かって、すっきり。いつか貼り絵で、湖畔の鳥図鑑を作りたい。。。来年のカレンダーにしようかな…?
花と、木々の緑、草の緑、飛び跳ねる魚、そして、鳥。
ミネソタの湖には、命がいっぱい。
湖と、湖に集まる命に、感謝。