朝晩は、摂氏12度前後くらい。
ミネソタの涼しさに慣れきっているせいもあって、もうしばらくは、日中は半袖で過ごせるものの、朝晩の外出は軽い上着を持ち歩いた方がよくなってきました。
この間なんて、午前中ずっと外で過ごした際、結構厚手のフリースジャケットを11時ごろに温かくなってくるまで着ていましたが、それでも肌寒かったくらい。
湖畔に散歩に出かけると、紅葉の始まった木を発見…。
秋は確実に始まっています。
まだ日本に住んでいる時、いつも8月中旬のちょうどお盆の頃にサブローさんの実家を訪問していました。
毎度毎度、あまりの涼しさに、「ああ、ここに引っ越したら、もう大好きなノースリーブは二度と着れなくなる…」と嘆いたものですが、実際に引っ越してみると、それもそのはず、ミネソタは、8月半ばには秋の風が吹き始め、9月半ばには秋の気配甚だしく、10月初めには初雪で、11月にはもう冬。
実は、ミネソタの一番暑い時期は、日本の梅雨の時期6月であることが判明し、無事に毎年6月7月は、ノースリーブを着る機会もしっかりあります。
しかも、ミネソタの涼しさ、寒さに、体がすっかり順応しているため、ノースリーブに短パンでも、もう暑くて暑くて…。
(日本ではいい年した大人が、短パンはいて外出とか、ありえない…かな?)
というわけですので、すでに秋風を感じ始めて早半月も経過している9月の初めに、紅葉をちらほら見かけるのも、不思議ではありません。
でももう、ああ、また冬がやってくる…と嘆くのはやめました。
どんなに嘆こうが、冬は間違いなくやってくる。
そして、その冬は間違いなく厳しく長い。
その前に、この美しいミネソタの紅葉を、思う存分い楽しんで、冬の間の心の糧といたします。
「フレデリック ちょっとかわったのねずみのはなし」
( レオ・レオニ 作・絵 / 谷川 俊太郎 訳 / 好学社)