2019年9月10日

右手でお絵かき。Drawing by the Right Hand

train track(線路)by 太郎の右手
昨日は、昼頃からしとしとと雨が降り、18℃前後の肌寒い一日でした。
長袖のカーディガンを着て病院に出かけました。

病院…。
そう、昨日、太郎のギプスがとれました!!!

利き手の右手が使えなくても、文句ひとつ言わず、左手で食べ、左手で書き、左手で手をつなぎ、よく遊び、よく走り、よく笑い、2週間よく頑張りました!

…と言っても、まだ2歳なので、右手でも左手でも、食べるのも書くのも大した差はなく…敢えて言うなら、サンドイッチが両手でつかめないので、中身が全部落ちてしまうのが大変でした。

ところで、春子の夏休み中に予約した昨日の診察…。


予約後、春子の朝のスクールバスの時間が昨年度から遅く変更になってしまいました。
私は春子をスクールバスのバス停まで送った後にしか出発できないわけで…これは、私ののろのろ運転では予約の時間に絶対に間に合わない…。
これは困った。

即サブローさんに相談しますと、サブローさん、即答で、「薄緑さんか、桃さんに、春子と一緒にバス停まで歩いて待ってくれるように頼もう」

薄緑さんも桃さんも、近所の優しいおばさん。
薄緑さんの芝刈り機は壊れていて、サブローさんが今年は全部芝刈りしてあげている。(=頼みやすい)
桃さんも、以前に芝刈り機が壊れた際に、サブローさんが芝刈り機を貸してあげたことあり。(=頼みやすい)
しかも、二人とも、いつも春子と太郎を本当にかわいがってくれて、春子はとてもよく慣れている。(←一番重要)

ただ、薄緑さんは足が悪いので、春子のバス停まで歩いてもらうのは申し訳ないということで、今回は桃さんにお願いすることに。

一人暮らしの桃さん、ちょうど今朝は電気工事の人が来るから家にいないといけない、にも関わらず、お願いした際に一緒にいたお友達(この方とも顔見知り)が、桃さんの家に朝早く来て電気工事の人の対応をしてくれることになり、桃さんが春子を送ってくれることとなりました!

そうして、皆さんの親切に助けられ、無事に太郎の診察に行ってきました。

どうやってあのカチカチのギプス(Cast)を外すのか???と思ったら、Cast Sawという音がとても騒がしい特殊な機械で切って外すんですね!
ギプスの経験ゼロの私は、もうびっくりしました。

なぜびっくりかというと、このCast Sawは見た目が完全に小さな電動ノコギリ…。

でも、基本的に固いものしか切れないんだそうです。

ノコギリの刃は、クルクル回っているわけでなく、小刻みに前後に動いているだけだそうで、肌などのやわらかいものは、ただ前後に動くだけで切れないしくみだとか…。
それを知ったところで、なぜ切れないのかどうしても私には納得いきません。
(正式には、ちゃんとトレーニングを受けた人が、正しく使えば肌を切ることはないということだそうです)

処置をしてくれる人が、自分の手のひらに当てて「ほらね、肌は切れないから大丈夫よ」と見せて安心させてくれました。

ギプスをその小さな電動ノコギリCast Sawで切っている間、私だったら思わず目をつむってしまうか、腕をさっと引いてしまいそうになるところで、太郎は面白そうに自分の腕からギプスが外れるのを、身動き一つせず、じっと眺めていました。

Cast Sawを日本では何と呼んでいるのか、わからないのですが「ギプス用電動ノコギリ」なんていう怖い名前ではありませんように。

太郎は、ギプスが外れても数時間は、痛い痛いと言って、右手を全く使おうとはしなかったけれど、気が付いたら右手を使っておもちゃで遊んでいました。
そして、夜には、普通になりました。ほっ。

こちらが外れたギプス。
実は、裏にいっぱいサインがしてあります。ギプスをしたら、友達や家族にサインしてもらうのが習わしだそうです。(日本でもそんな習慣ありますか?)
黒いギプスなので、銀色のペンで書いてあります。(でも個人名が見えるので、裏返して撮影しました)

こちらギプスの拡大写真。
網目のようになってます。柔らかそうで、実はカッチカチ。

そして、冒頭の絵は、夜になって、太郎が、ギプスが外れたばかりの右手で描いたお絵かき。大好きな電車の線路を描いたんだそうです。
完全に親ばかですが、なんだか…見て感動してしまった私。
右手、使えてよかったね。

今日の絵本は、線路が出てくるこちらの絵本
せんろはつづく(竹下 文子 文 / 鈴木 まもる 絵 / 金の星社)


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