2020年6月13日

言外。Implied

久しぶりに、切り抜きカード
サブローさんの兄の奥さんに贈った誕生日カード。

ある日の夕方、サブローさんの携帯に、仕事中の義兄からメッセージが入った。

「今日は、〇〇(義兄の奥さんの名前)の50歳の誕生日」

メッセージは、たったそれだけ。
短くシンプルなメッセージだからこそ、義兄の真意がより伝わってくる。。。

つまり…そのメッセージの言わんとすることは…
「〇〇の50歳という特別な誕生日だから、すまないが、何でもいいから、何かしてご機嫌にしてやって欲しい」ということ。

ちょうどその日は、まだ夜間外出禁止令が出ていた時。
すでに夕方。。。

…時間がない。

何かすると言っても、こういう場合は、メッセージを送るとか、電話をかけるとか、カードを贈るとか、その程度でよし、ということは、兄弟間の暗黙の了解。

そこで、急遽、春子が、ガラスのビーズでブレスレットをつくってプレゼントとし、私がカードを作って、家族みんなで家に持って行くことになった。

とは言え、春子がブレスレットを作ると言っても、結局私が、手助けしなくてはならない。
よって、まずブレスレットを完成させて、それから、次に、カード作り。

出発まであとわずか!

50歳の誕生日、50歳の誕生日。
どんなカードがいいだろう?

そこで、思いついた、「Cincuenta」
スペイン語で「50」という意味

メキシコ出身の義姉にはこれしかない!

デザインが決まってしまえば、そこからあとは作るだけ。
超高速の動きで、準備し、早速取り掛かる。

でも、急ぎながらも手順を写真に撮ってみた。。。

まずは、切り抜く文字の形を準備。
そして、カード紙に重ねて切り抜き。
折ってしまえば、あっという間に出来上がり。

カードの中に書くメッセージは、サブローさん任せで…その間に、私は速攻で、出かける準備。

間に合った…。

そして、外出。
久しぶりに訪ねる、義兄夫婦の家。
でも、上には上がらず、玄関先でしばらく立ち話をして、プレゼントとカードを手渡して、帰宅。

とても慌ただしかったけれど、やっぱり作ってよかった。

それにしても、あの義兄からのシンプルなメッセージ…。
ちょっと頼みにくいけれど、でもどうしても何かをお願いしたい時は、あえて多くは語らず、シンプルで短いメッセージの方が、相手の心に届くのだ…と、実感…。

普段、一度話し出したら止まらない、義兄からのメッセージだからこそ、余計に…「緊迫感」を感じました…。

ともかく、50歳の誕生日、おめでとう!