今年はモナークバタフライが多い気がする。
しかも、写真を撮るため立ち止まっても、知らん顔で花にとまっている。
モナークバタフライが、どんな花が好きなのか知りたくて、いつもとは違う花にとまっていたら、即座に撮影。
今日の花は…アメリカ原産。
学名:Echinacea
別名:Cornflower
和名:バレンギク
…もう、この花の名前の面白さといったら…黙って見過ごせません。
まず、学名のEchinacea
発音は、[ eh·kuh·nei·shuh]で、無理やりカタカナで書くと、エクネイシア。
日本では「エキナセア」と呼ばれる場合もあるようですが、このEchinaceaは、新ラテン語およびギリシャ語が語源で、「ハリネズミ(hedgehog)」という意味だそうな。
花が終わってしまうと、こんな具合になります。。。
なるほど…納得。
次に、別名のCornflower。
直訳は、トウモロコシ花。
こちらもまた、この真ん中の部分(頭状花というらしい)が、まるでトウモロコシのように、盛り上がってくるために、ついた名前。
人というのは、いろいろと思いつきますね。
そしてトウモロコシを連想するあたりが、アメリカっぽいです。
そして、最後に、和名のバレンギク。
ギクの部分は、菊のことだとわかりますが、「バレン」って?
最初、版画で使うバレン?と思ったけど、どうも違うようで、漢字だと「馬簾」。
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纏(まとい) |
歌舞伎の衣装の裾につける房飾りも、「馬簾」と言うそうで…。
どちらも知りませんでした。
これなんとなく、多くの日本人は知らないけれど、日本好きな外国人が知っていそうな用語だと思ったのですが…。もしかして、常識の範囲?
簾(れん)という字は、「すだれ」とも読みますよね。
馬のすだれ…
馬のたてがみのことかな?そんな気がします。
確かに、裾の房飾りも、火消しの纏の房飾りも、馬のたてがみに似ています。
ともかく、今日の本題の「バレンギク」。
「ハリネズミ」や「トウモロコシ」もいいけれど、やっぱり私は日本人。
ここまで書いたらもう、「江戸の火消しの纏(まとい)」にしか見えません。
威勢のいい江戸火消しの声が聞こえてくるようです…。
今日は、モナークバタフライを通じて、いろいろ知らないことが勉強できました。
それも、母国、日本の勉強までできました。
今度、サブローさんに、知ったかぶりして教えてあげようと思います!