～アメリカ宛 手紙・ハガキの送り方～２

昨日の「アメリカ宛　手紙・ハガキの送り方」の続編です。


昨日の内容に質問いただきました。どうもありがとう！

回答も兼ねて、今日は、宛名につける、Mr・Mrs等についての悩みを少しでも解消できたら。。。と思います。

回答といっても、決して良く知っているわけではなく、私も実はいつもこれでいいのかな？と気になっていたのです。
なので、この機会に夫や、英語学校の先生にもたずねてみました。

でも、ビジネスの場面についてはさまざまな意見があり、どれが実情なのかよくわからないので、いつか実体験することがあったら、観察して報告します。

今回は、あくまでも個人の手紙ということで、私なりにまとめてみたので、ご覧ください。。。
 （あくまでも私の解釈です。。。）

(名前住所は架空です）

この赤丸部分についてです。。

～アメリカの住所へ手紙やハガキを送る時の覚え書～
その２（敬称編）

１．親しい相手には、基本的には何もつけなくてもよい。
　親しい友達・親兄弟・いとこなどに送る普通の手紙の場合です。
例）To：Taco　Tacoyama


2.礼儀や伝統を重んじる場合には、Mr.Mrs.またはMs.をつける。
 　　結婚式の招待状・目上の人や年上の親戚の人への手紙などの場合です。
(他にDr.やFr.もありますよ）

・男性宛の場合「Mr. 名　姓」
・既婚女性宛の場合「Mrs. 名　姓」
・未婚女性の場合「Miss.　名　姓」
・既婚・未婚が不明の女性の場合「Ms. 名　姓」
例）To:Mr.Saburo Tacoyama

3．夫婦に送る場合
　・親しい相手の場合　「夫の名　and 妻の名　姓」
例）To:Saburo and Taco Tacoyama

夫のことはよく知らない場合には、「妻の名　and 夫の名　姓」で大丈夫。

　・礼儀や伝統を重んじる場合「Mr.  and 　Mrs. 　姓」
例）To: Mr. and Mrs. Tacoyama 　

夫婦に送る場合、とっても古い礼儀正しい形式に 「Mr. and Mrs. 夫の名　姓　」 というのもあります。
例）Mr. and Mrs. Saburo Tacoyama
でも、「男女平等」の昨今では、あまり歓迎されない場合も多いようです。


4．一家全員に送る場合
クリスマスカードなどの季節のあいさつの手紙、いわゆる「グリーティングカード」には、こちらが一般的。

・名前を並べる方法
「夫の名　（カンマ）　妻の名　and 子供等の名　姓」
例）To:Saburo , Taco and Coco Tacoyama


・「ご家族の皆様」のようなものでまとめる方法
「夫の名　（カンマ）　妻の名 and 　Family　姓」
例）To:Saburo , Taco and Family Tacoyama

・○○家の皆様とする方法 
「The 姓の複数形」　または　「The 姓　Family」
例）To:The Tacoyamas　または　The Tacoyama Family


また、相手の配偶者や子供たちなどをよく知らなくても、さらに家族に会ったこともなくても、アメリカでは、季節のあいさつは「一家全員」に送るのが礼儀のようです。

上記のどれを選ぶかは、相手や家族の名前をどの程度宛名に書きたいか、または書くスペースによります。。

たとえば、小さな子供にとっては宛名に自分の名前があると喜ぶだろうし、子供が高校生や大学生の家なら○○Familyでいいだろうし、全員の名前を書きたくても子供が4人居たらなかなか家族全員の名前を書くのは難しい場合もあるし・・・。などなど。。。



最後に、、、、アメリカで、友達・両親・兄弟姉妹・いとこ等へ送る普通の手紙の場合、私はいつも敬称は何もつけていません。
日本では親しい友達への手紙でも必ず「様」を必ずつけるので、「何も付けない」なんて、まるで 呼び捨てにしているみたいで、失礼な感じがしますが、アメリカではごく普通のようです。

かといって、つけないのが正しいわけではなく、つけてもいいし、つけなくてもいい、という感じです。。

念のため、アメリカ人の友達・家族（両親・兄弟姉妹）・いとこ等から届いた手紙を確認してみましたが、やはり大多数が名前のみで、何もついていませんでした。

さらに念のため、英語学校の先生（アメリカ人）にも確認してみましたが、最近は、友達や家族への通常の手紙なら、何もつけなくても誰も変には思わないよ。でも、目上の人に出す場合は、何かつけましょうね～。とのことでした。

アメリカは簡素化が進んでいるんでしょうかね～？

日本の「様」は、生き残ってほしい伝統の一つかも。。。