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2009年9月2日

止まれ。Stop Sign



ここミネソタで運転してみて、このSTOP SIGNつまり、”止まれ”の標識が、私にとっては「とても難しい」、ということを知りました。

止まれの標識なんて日本にもたくさんあるのに?と思うかもしれませんが・・・・。

高速道路ではなく、普通の道路を走ると、市街地や大きな道路との交差でない限りは信号があることは稀。
「こんなに交通量が多いのに?信号なし?」ということが多々あります。

そして、信号の代わりにあるのが、このSTOPサイン。
ちょっと写真の、STOPと書いてある大きな標識の下をみてください。
「4-WAY」と書かれているのが見えます。
実は私にとっては、これが曲者。

4差路の交差点にあるSTOPサインには、この「4-WAY」というのが大体付いています。
「4-WAY」とは、つまり「4方向」ということで、4方向とも一旦停止しましょう、ということです。
それはよいのだけれど、一旦停止した後に、どの車が先に発進するかが問題。

優先順位は一番先に停止した車。
私を悩ませるのは、このルールが大変に厳密に守られていること。

自分が先に停止したら、交差する道を走ってくる車が停止する前に再発進しなくては、周りの車から大変なひんしゅくを買うことになり、さらに周りの人も混乱して、「おまえが発進しないなら、次は一体だれの番だっていうんだ?!」という状況になり、さらに、自分の後ろに停車した車からも大ひんしゅくを買うのです。。。

だから、停止する際には、自分が一番かどうか、どの車の後なのか、というのをしっかりと見極め、記憶し、自分の順番が来たら「ぬかりなく」発進しなくてはならないのです。。。

大げさに聞こえるかもしれませんが、この4-WAY STOP には本当に悩まされています。

私は日本での運転に慣れきっているせいで、STOPの標識を見ると、完全に停止して、交差する道に車が来ていなければ発進する、という行動をとってしまうのです。

つまり、これはアメリカでいう2-WAY STOP(2方向のみの停止)の際に取るべき行動なんですね。

日本で私が慣れた地域の4差路にある「止まれ」標識は、通常どちらかの道路が優先道路なので、常に「2-WAY STOP」だったということに気づきました。

4差路での4方向停止の優先順位のルールは、確かに日本でも同じなんです。

ただ、たいして交通量がないことが多く、たまに車に出会っても、お互い手で「どうぞ、どうぞ」と譲り合ってしばらくお見合い状態が続いて、どちらかが「では、お先に私が・・・」と頭を下げながらゆっくりと発進する、、、というのが、日本のやり方だ・・・ということにも気づきました。

ついでですが、先に書いた「2-WAY」と書かれたStop Signもあります。

アメリカ人にとってはこちらの方が珍しく、4ーWAYの場合と同じ運転をしてしまうので、かえって事故が多いとか。。。
また、ALLーWAY というのもあります。つまり、全方向なので、4差路なら4-WAYと同じ意味です。

自分の後ろに車がいなければ、私は一番最後でいいので、お先にどうぞ~という考えはここでは「ありがた迷惑」のようです。。。。

アメリカの4ーWAY STOPでは、あくまでも、一旦停止した後には、交差する車が近づいて来ていても、相手の車は停止するものと信じて、相手が停止する前に発進する、という勇気が必要なわけですね。。。

ありがた迷惑にならないよう、自分のタイミングを逃さないよう、且つ安全に発進することを心がけます。。。

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